都会的で機能的、さらに環境にも優しい! お洒落の最先端を上品顔で楽しめます。
第430回目は、ラコステのスポーティアイテムです。
スポーツウェアが都会的な装いとして定着した昨今に、上品さを感じさせるフレンチブームも到来。そんなトレンド市場をいち早く押さえ、お洒落を楽しむなら「ラコステ」は見逃せません。なんせテニスウェアを十八番とするフレンチブランドですから。
ポロシャツの生みの親でも知られるラコステ。1933年に世界的テニスプレイヤーであるルネ・ラコステ氏が創業し、通気性に優れた鹿の子編みのポロシャツは大きな話題を呼び、競技用ユニフォームとして着用されました。もちろん、その人気がスポーツウェアの枠を越えるのはご周知の通り。プレッピーやストリート、近年ではヴィンテージとして古着も注目されています。そんな同ブランドが今季コレクションでテーマとするのは、「スポーツ」。ブランドを象徴するテニスウェアもさらに今どきにアップデートされているというわけ。
その最大の特徴が、サステナブルなアプローチです。シグネチャーカラーであるグリーンを纏ったナイロンジャケットがまさに。本作はボディにリサイクルポリエステルを採用。裾と袖のリブを配しスポーティさを強調する一方で、ゆとりのある緩いシルエットが都会的なムード演出。リサイクルポリエステルのしっとりとしたマットな質感が、カジュアル感を和らげシックな雰囲気すら感じさせます。
老舗ブランドの永久定番は、言うなれば時代に左右されない普遍性が魅力ですが、同時に飽きさせない旬なアプローチも見どころ。特にスポーティとフレンチブームが来ている今なら、往年の王道アイテム以上に旬な装いを提供してくれるはず。オジさんの今どきなお洒落を叶えるのに、今シーズンのラコステほどピッタリなブランドはそうありません。
襟裏にはフードが収納されており、実用性も文句なし。付属するドローコードは、調整を可能にするとともに未使用時にはカジュアルなアク足しにも有効です。
フードが内蔵される襟にはスナップボタンをあしらい、収納時でもすっきりとしたルックスを構築します。こうした気の利いたディテールが、フレンチブランドらしいアプローチを感じさせます。
鉄板ポロシャツをアップデートし、新作として今季ラインナップ。「L.12.12」をベースとし、フロントに大胆なエンブロイダリーグラフィックをデザイン。ネイビーとホワイトのボーダーが細身に見せる視覚効果をもたらし、インパクト大なグラフィックはアイキャッチ抜群です。
テニスと言えば、なチルデンニットは左右の襟と裾のボーダーを全て異なる配色でデザイン。オーガニックコットンを使用した今季らしいアプローチは、洒落感とともに環境にも優しい大人をさり気なくアピールできます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ラコステお客様センター 0120-37-0202