旬なモノグラムでも、オジさんが持つべきはやりすぎない上品さが肝!
第414回目は、ダンヒルの財布です。
クリスマスまで一ヶ月を切った今、気になるのはアウター以上に小物という方も多いのでは。今年一年の自分へのご褒美に、はたまた恋人や奥様へのおねだりに。クリスマスギフトの定番として、財布ほどぴったりなものはありませんからね。で、今狙うべきはズバリ、モノグラム。会計時のさり気ないワンシーンでも洒落感をアピールし、さらにはクラシック回帰で注目を集めていますから、間違いないセレクトかと。もちろん、単なるモノグラムではなく、大人にイチ押ししたいのは強すぎない品の良さ。「ダンヒル」のこちらが好例です。
70年代のパッケージデザインに描かれた、「ロングテール」ロゴにインスパイアされた「ダンヒル シグネチャー コレクション」。アイコニックなロゴを現代的に再解釈し誕生したロゴは、実に洗練された雰囲気を演出します。それはモノグラムパターンでも同様で、落ち着いたモダンな印象を与える一方で特有の存在感はしっかり残す。まさに大人に相応しいモノグラムであります。
ボディはコーテッド コットンキャンバスを採用。軽量さが特徴ですが、その上に特殊加工を施すことで高い耐久性と耐水性も補完。つまりシーン問わずに、ガシガシ使っても長く愛用できるということ。シルバー仕上げした金具の光沢が艶っぽさをアピールしてくれるのも見どころです。
古くから多くの人を惹きつけてきたモノグラムが、ここ数年で特に人気上昇中とあれば、今からはもちろんこれからも活躍するのは言わずもがな。コロナも落ち着きを見せ始め、昨年とは違ったクリスマスを味わえそうですし、頑張ったご褒美にちょっと奮発してもいいのでは?
室内はセンターにジップ式のコインポケットを装備した、王道デザイン。側面に多くのカードスロットを配し、ガバッと開口できるから使い勝手も抜群です。
ラグジュアリーさを醸し出すキャメルカラーのアイテムは、カードケースもラインナップ。名刺入れとしてビジネスシーンで活用して、上のラウンドジップウォレットとセットアップで合わせれば、存在感とともに大人の洒落感もさらにアピールできちゃいます。
マチ付きのポケットの反対にスリットを配した他、4つのカードスロットを装備し、室内は至ってシンプル。とは言え収納に優れますから、キャッシュレス派の方なら財布代わりに使うことも可能かと。
よりスマートさを強調するなら、二つ折りのマチ薄ロングウォレットがオススメです。新色となるこちらは、淡いグレーボディにブラックのモノグラムでデザインし、モードな雰囲気。サイドから覗くライニングのブラックがコントラストを生み、こなれ感を与えます。
上質な光沢が目を引くレザーライニングが、開いた時でもモダンさをアピール。ジップポケットをあしらい、両面にカードスロットを配しているので、マチ薄でも仕分けのしやすさや収納力は文句なし。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ダンヒル ☎︎ 0800-000-0835