着こなしの幅が広がる「H」モデルの新展開
これまで買ったライダースジャケットは数知れず。なかでも「EMMETI(エンメティ)」のそれは、ラグジュアリーブランドなら50万円前後はするであろう品質にもかかわらず、10万円台中盤という価格に圧倒され、瞬く間に虜になりました。
そんなEMMETI好きを公言していたところ、コラボのチャンスが到来。僕が自分のなかでこうだったらいいのに、というワガママを最大限反映させたモデルが「H(アッカ)」です(ちなみにアッカのHは HOSHIBAのH)。
最大の特徴は、従来の革より厚みのある0.9㎜ワックス加工のラムスキンナッパレザー(羊革)を使い、軽くて柔らかいだけでなく、ライダース特有のタフさを加えたこと。
さらに、ウエストのカッティングをVラインにして前後差をつけることで、着用時に軽快に見えるようにアレンジしました。また、日本人向けにパターンを改良し、驚くほど動きやすいのも魅力です。
最初は黒のナッパレザーだけでスタートしたのですが、ご好評につき、その後、黒ムートンを投入。それもほとんどが完売してしまい、今回はナッパレザーの新色と新素材を登場させることにしました。
というのも、EMMETIはレザーの色出しが抜群にきれいなので、ほかの色も欲しいという要望が結構あり、ライトブラウンの「CASTAGNO(カスターニョ)」と、ダークブラウンの「MARRONE(マローネ)」を追加。どちらもニュアンスのある色合いに仕上がっているので、コーディネイトに奥行きが生まれると思います。
僕は、ブラックデニムに黒のブーツとか、ブルーデニムでイタリア人の大好きな“アズーロ・エ・マローネ(青と茶の組み合わせ)”の着こなしに挑戦する予定。
これまで黒ばっかり着ていたので、毎日のスタイルにちょっとした変化がつけられそうです。
新素材のほうは、黒とダークブラウンのゴートスキンスエード(やぎ革)のモデルをリリースします。無骨さを表現したナッパレザーとは異なり、こちらはシックな大人の男らしさを醸し出す一着。
デニムに合わせるのもいいのですが、スエードのしなやかで、温かみのある風合いを生かして、ウールのセーターやフランネルパンツと品よくコーディネイトするのがいいかなと思っています。スエードを着るのは久々なので、いまから楽しみです!
NAPPA 各16万2800円
SUEDE 各15万1800円
/すべてEMMETI(インテレプレ)
【問い合わせ】
インテレプレ
03-6804-3861
Photo:Ikuo Kubota(OWL)
Text:Toshiaki Ishii