2020年の新作でとても印象に残っているのが、カラフルなダイヤルが多数登場したこと。
カラーダイヤルはここ数年増えていて、ブルーやブラウンはもはや定番の色。グリーンやバーガンディあたりも一般的になっています。
しかし2020年はイエロー、ピンク、オレンジ、スカイブルー、ライムグリーンといった、明るくカラフルなダイヤルが数多く登場。それが新鮮なイメージで、強く目に焼き付いているのです。
そして。これは某時計専門誌でも書いたことなのですが、そんなカラフルなダイヤルであると敬遠するひともいます。「派手すぎ」とか。「ファッションぽい」とか。「着けこなしが難しい」とか。それでそういうファッションぽいのは「高級時計に相応しくない」なぁんていうひともいたりします。
が、しかし。そもそも時計は大人の男のよき趣味のもの。要するに、クルマと同じなんですね。
で、クルマと同じと思えば、カラフルなダイヤルの時計というのも大いにあり。だってそれは、イタリアンレッドのフェラーリや、レーシングイエローのポルシェのような、カラフルなスポーツカーを選び乗りこなすのと同じ。つまり、とっても格好いいことなわけですから。
ということで、カラフルダイヤルを大おすすめ。いつも無難にホワイトやグレーやシルバーのダイヤルばかりを選んでいては、それでは地味で退屈なセダンにか乗らないのと同じ。とってももったいないことですよ。
AUDEMARS PIGUET オーデマ ピゲ
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
自動巻き、18KPGケース、ケース径41mm、アリゲーターストラップ、3気圧防水。300万円(税抜)
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は2019年に発表されたオーデマ ピゲのまったく新しいコレクション。いまや世界的大人気となっていて、腕時計魂の視聴者=ソウルメイトにもオーナーやファンが数多くいますよね。
そして2020年に新しいカラーダイヤルの新作が登場。バーガンディ、ブルー、パープル、グレー、スモークグレーの5色で、いずれもサンバースト模様のスモークラッカー仕上げが美麗。
それぞれのカラーダイヤルに組み合わされるゴールドケースのカラーが決められているのも素敵な特徴。カラーダイヤルと色合わせされた大きな竹斑入りのハンドステッチのアリゲーターストラップも魅力です。
また、同じ5色のカラーダイヤルを備えたクロノグラフモデルの新作もラインナップ。こちらも大おすすめです。
【問い合わせ】
オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000
日本向け特別サイト
CARL F. BUCHERER カール F. ブヘラ
パトラビ トラベルテック カラーエディション フォーシーズンズ
自動巻き、SSケース、ケース径46.6mm、ラバーストラップ、50m防水。133万円(税抜)
「パトラビ トラベルテック」は特許取得の3タイムゾーン表示機構に、デイト表示、さらに高精度のクロノグラフを併載した、実用性抜群のトラベルウォッチ。操作性と視認性に優れているのが秀でた長所で、その精緻な機構をケースサイドに設けられた窓から覗き愉しむことができるのも大きな魅力です。
そしてその特別モデルとして2020年に発表されたのが、この「パトラビ トラベルテック カラーエディション フォーシーズンズ」。モデル名のとおりに、四季をテーマにしたカラーが特徴で、春=グリーン、夏=イエロー、秋=オレンジ、冬=ブルーの4カラー。リュウズとラバーストラップをダイヤルと色合わせしたのも魅力のポイント。
自由に旅のできない今の時代に向けた、カール F. ブヘラからの明るく楽しいメッセージなのです。
【問い合わせ】
スイスプライムブランズ
03-6226-4650
カール F. ブヘラ 公式サイト
ROLEX ロレックス
オイスター パーペチュアル 36
自動巻き、オイスタースチールケース&ブレスレット、ケース径36mm、100m防水。53万5000円(税抜)
2020年でいちばんの話題になったカラーダイヤルの新作が、これかも。そうです、腕時計魂の視聴者=ソウルメイトにも大人気の「オイスター パーペチュアル 36」の新しいカラーダイヤルのモデルです。
新しく加えられたのはキャンディピンク、ターコイズブルー、イエロー、コーラルレッド、グリーンの5色で、いずれもカラフルなラッカーダイヤルが特徴。実用的、質実剛健、といった「オイスター パーペチュアル」のこれまでのイメージとは一味違った明るくポップな雰囲気が楽しく魅力的です。
という一方、2020年に発表された新開発ムーブメント「Cal.3230」搭載と、性能面もしっかりとアップデイト。ブレスレットを簡単に約5mm延長可能のイージーリンク(エクステンションリンク)が採用されたのも素晴らしい点です。
【問い合わせ】
日本ロレックス
03-3216-5671
Text:Yutaka Fukuda