クラシック回帰の今、欲しいのはこんな英国テイストの一枚!
第307回目は、フレッドペリーのハリントンジャケットです。
およそ70年の歴史を持つ「フレッドペリー」。英国のモッズカルチャーを牽引したポロシャツ「M12」は、不朽の名作として広く知られていますが、M12に続く定番がこちらのハリントンジャケット。同ブランドの定番コレクションである「メイド イン イングランド」から毎シーズンリリースされ、特に昨今のクラシック回帰のトレンドで人気上昇中であります。
メイド イン イングランドシリーズは、英国ユースカルチャーを築いたカルトピースへのリスペクトを込め、イギリス生産にこだわったコレクション。
現行のM12も本コレクションから展開されています。1930年代に誕生したハリントンジャケットは、エルヴィス=プレスリーが映画で着用したことをきっかけに、60年代にモッズやスキンズがフレッドペリーのポロシャツと合わせたことで流行。
それから70〜80年代のモッズリバイバルによって再流行を果たすなど、英国ファッションを語るに重要なアイテムと言えます。同コレクションで展開されるのも納得いただけるかと。
丈夫なコットンとポリエステルをブレンドした生地を採用し、今シーズンはドライワックス製法で仕上げタフなルックスが特徴。アイコンの月桂樹をボディと同色で配することで、ライニングのタータンチェックをさらに際立たせています。
着用時のさり気ない動作で覗くチェック柄がインパクト大。しかも上からコートを羽織れる気楽さも持ち、春先はライトアウターとして活躍するので、シーズン問わずに使えるのも嬉しいポイントです。旬なクラシックトレンドを楽しむとともに長く愛用できる本作は、今が狙い目かも。
アメリカのテニスプレイヤーの名に由来するチルデンニットは、英国サブカルチャーのユニフォームとして親しまれたアイテム。
ウールよりも軽く、防寒性の高いラムウールを100%使用。繊維が細く柔らかいので着心地もよく、程よい光沢が上品な印象を与えます。
銀糸の月桂樹が存在感を放つボンバージャケット。ゆるさのある今どきなシルエットを構築し、マイクロチェック柄のシアサッカー素材を採用。
背面のヨークを異素材のブラックで切り替え、アクセントに。上のハリントンジャケットと同じく、タイムレスに使うことができます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
フレッドペリーショップ東京 03-5778-4930