8月26日にスイス・ジュネーブで開催された「ジュネーブ・ウォッチ・デイズ」=「GENEVE WATCH DAYS」にブルガリが出展。素晴らしい新作を披露してくれました。
まず、ひとつが「オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン オートマティック」。
オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン オートマティック
「オクト フィニッシモ 」はブルガリのブランド創業130周年である2014年にデビュー。「フィニッシモ」=「超薄型」が特徴で、そのファーストコレクションのひとつである「オクト フィニッシモ トゥールビヨン」が手巻きフライングトゥールビヨンの世界最薄記録を樹立。
それに続いて、2016年には世界最薄のミニッツリピーター「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」を発表。2017年は世界最薄の自動巻き「オクト フィニッシモ オートマティック」。2018年は世界最薄の自動巻きトゥールビヨン「オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック」。2019年は世界最薄の機械式クロノグラフ「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT オートマティック」。
そして今年は「オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン オートマティック」がトゥールビヨン搭載の自動巻きクロノグラフの世界最薄記録を樹立。という、なんと6年間で6度もの世界記録を打ち立ててしまったのです!
左から「オクト フィニッシモ トゥールビヨン」、「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」、「オクト フィニッシモ オートマティック」、「オクト フィニッシモ トゥールビヨン オートマティック」、「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT オートマティック」、「オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン オートマティック」
超複雑機構のトゥールビヨンにクロノグラフを併載し、さらに自動巻き機構でありながら、ムーブメントの厚さがわずか3.5mm。ケースの厚さもわずか7.4mmという、まさに驚異的な薄さです。
オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン オートマティック
自動巻き、チタンケース&ブレスレット、ケース径42mm、30m防水。世界限定50本。予価1584万円(税抜)(10月発売予定)
ふたつめが「ブルガリ アルミニウム」。そう、あの名作のカムバックです。
「ブルガリ アルミニウム」と「ブルガリ アルミニウム クロノグラフ」
「ブルガリ アルミニウム」は1998年にデビュー。ハイジュエラーとしても高名なブルガリが、アルミニウムとラバーという、誰もが予想もしなかった素材を使いラグジュアリーウォッチをつくったことに世界中が驚いた革新的モデルでした。
そしてその斬新さと、スタイリッシュさで、瞬く間に大ヒット。ことにジェンダーレスでタイムレスなデザインは、まさに性別や、年齢、時代を超えて、世界中の男女に愛されました。
1998年の「ブルガリ アルミニウム」のファーストモデル
その「ブルガリ アルミニウム」が、ファーストモデルの誕生から約20年を経て復活。
ラインナップは、3針とクロノグラフの2種、全3モデル。いずれもマニュファクチュール=ブルガリの自社製自動巻きムーブメント搭載で、ケース径が38mmから40mmへと現代的にアップデイトされたのも注目点。防水性能も以前の日常生活防水から100m防水へとアップされ、より機能的に実用的になったのも特徴です。
という一方で、アルミニウムとラバーの斬新な素材使いや、ブラックとホワイトのグラフィカルなカラーリング、ミニマルなデザインなど、オリジナルの魅力はそのまま継承。となればファーストモデルと同様、これも世界的大ヒットは間違いなしでしょう。
ブルガリ アルミニウム
自動巻き、アルミニウムケース、ケース径40mm、ラバーブレスレット、100m防水。31万5000円(税抜)(9月発売予定)
ブルガリ アルミニウム
自動巻き、アルミニウムケース、ケース径40mm、ラバーブレスレット、100m防水。31万5000円(税抜)(9月発売予定)
ブルガリ アルミニウム クロノグラフ
自動巻き、アルミニウムケース、ケース径40mm、ラバーブレスレット、100m防水。45万5000円(税抜)(9月発売予定)
そして最後が「ジェラルド ジェンタ アリーナ バイ レトロ スポーツ」。
ジェラルド ジェンタ アリーナ バイ レトロ スポーツ
というと、これも古くからの時計ファンであれば、きっと感慨深いはず。そうです、あのジェラルド ジェンタのブランド名の復活です。
ジェラルド ジェンタは時計デザイナーの草分けであるジェラルド・ジェンタの自社ブランド。そもそもはデザイン事務所として1969年に創業。2000年にブルガリの傘下となり、2010年以降はブルガリブランドに統合されていました。
それが昨年の2019年にジェラルド ジェンタの創業50周年記念として「ジェラルド ジェンタ アリーナ バイ レトロ 50周年記念モデル」が登場。それに続いて今年は「ジェラルド ジェンタ アリーナ バイ レトロ スポーツ」が登場したのです。
ジェラルド ジェンタは1996年に腕時計で初のジャンピングアワーとレトログラードミニッツを組み合わせたモデルを発表。以来、ジャンピングアワー+レトログラードミニッツはジェラルド ジェンタの代名詞的スタイルとなりました。
「アリーナ バイ レトロ スポーツ」は、そのレトログラードをダブルにした「バイ レトロ」が特徴のスポーツモデル。「アリーナケース」は、古代ローマのアリーナをモチーフとした、厚みのあるラウンド型にコインエッジが特徴です。
「ジェラルド ジェンタ アリーナ バイ レトロ スポーツ」は、そんな「アリーナ バイ レトロ スポーツ」のスタイルを正しく継承。ゆえに時計好きなら一目で「ジェラルド ジェンタだ」とわかる。
ということで、これもまた大人気は間違いなし。大おすすめですよ。
ジェラルド ジェンタ アリーナ バイ レトロ スポーツ
自動巻き、チタンケース、ケース径43mm、アリゲーターブレスレット、100m防水。価格未定(12月発売予定)
【問い合わせ】
ブルガリ ジャパン
03-6362-0100
Text:Yutaka Fukuda