夏のある日、東京・表参道にあるエスパス タグ・ホイヤーを訪れた編集長の干場。
「よくこの前を通っているんですが、店内に入ってじっくりと時計を見る時間はなかなか取れなくて。だから今日はすごく楽しみなんです」
そう語る干場のこの日のコーデは、黒のレザージャケットに白T、ブラックデニムにブラックスエードのブーツと、いつになく男臭くてワイルドな印象。でも、上品さを失わないのは……。
手元に輝く時計のパワーに違いありません。こちら7月に発売になったばかりという新作、タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツクロノグラフ(ブラック×ローズゴールド)。ケース径は44㎜で大きすぎず小さすぎず、干場の腕にジャストフィット。ポリッシュ/サテン仕上げステンレススティール製ケースに、強い発光力を持つホワイトスーパールミノーバ®採用の18K 5Nローズゴールドプレートのアプライドインデックスは視認性も抜群。ブラックアリゲーターのストラップがひときわ存在感を放ちます。
なるほど、新作の時計をつけてタグ・ホイヤーの店舗取材でしょうか? いえいえ。実は干場にはとあるミッションがあったのです。それは、キャンペーンの当選者にスタイリング体験をプレゼントする、というもの。
この春から初夏にかけて行われた、タグ・ホイヤーの顧客向けキャンペーン「EMPOWER YOURSELF 〜想い描いていた自分自身へ〜」(※現在は終了しています)。こちら、“キャンペーン期間中にタグ・ホイヤーの時計をご購入いただいた方の中から抽選で3名様に、干場によるスタイリング体験、および撮影した写真をプレゼントする”というものでして、その当選者に干場がスタイリング体験をプレゼントする当日だったのです。
好みの時計も、ファッションの傾向も全く異なる3名は、干場のスタイリングでどのように変わるのでしょうか?
ブラックフェイスの時計に合わせる、干場流ON/OFFコーディネートとは?
まずはお一人目。冒頭の動画にもご出演いただいている高瀬裕也さん。「背が高くてカッコいいですねー」と干場も褒める抜群のスタイルの良さ。身長181㎝、凜々しい顔立ちでインパクトの強い柄シャツもさらりと着こなしています。
手元には、ブラウンのレザーストラップが上品な「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー5」。元々シンプルなコーディネートが好きで、どんなファッションにも合う1本を、と選んだのがキャリバー5だったそう。ぱっと見てすぐに時間がわかる、視認性のよさも気に入っていると語ります。
そんな高瀬さんに干場は、“タグ・ホイヤー カレラ” の最新作を使ったコーディネートを提案。悩みに悩んで選んだのはこちら。
「ん? どこかで見たような……」という貴方、ご名答! この時計、干場が着用していたのと同じモデルなんです。男っぽくタフにハードに、力強さを前面に出した干場のセルフコーデに対し、高瀬さんに提案したコーデは
大都市によく似合う、モノトーンのスマートビジネススタイル。黒セットアップのインナーには白T、足元は白ソールが効いた黒スニーカーで、夏の装いにもふさわしい軽やかさをプラスしています。
“カレラ”は、1963年に登場して以来、スポーツ・エレガンスのDNAを継承し続けてきた、タグ・ホイヤーを代表するモデル。この新作は、最先端の自社製ムーブメント キャリバー ホイヤー02を搭載。リューズとプッシュボタンは18Kローズゴールドで華やぎをプラスし、約80時間という驚異的なパワーリザーブも実現しています。
最新作の時計を引き立たせるコーディネートができあがったところで終わりかと思いきや、そこは “サプライズが大好き” という編集長。「実はもう1コーデ用意しているんですよ。せっかくだから試してみませんか?」と。誘われるがままに高瀬さん、衣装チェンジ。
果たして次なるコーディネートは?
なんということでしょう!!! これまたガラリと雰囲気を変えてきました。しかもよ~くご覧ください。実はさきほどのコーデと時計も変えています。
こちらも、同時期に発売になったカレラの新作。7月に登場したタグ・ホイヤー カレラの新作は、ステンレススティール製のブレスレットでダイヤルがブラック、ブルー、グリーンのもの、そして干場も着用していたローズゴールドがアクセントのレザーストラップのものと4タイプがあるんです。
基本的なデザインは同じながらも、色や素材でガラリと雰囲気が変わってしまうのが時計の魅力。ベストな1本を選ぶのに頭を悩ませそうですね。そんな方は、まだまだ続く干場コーデを参考にして、どのタグ・ホイヤー カレラを選ぶかじっくり検討してみてください。
社会人10年目に、憧れのタグ・ホイヤーを手に入れて
ここからの干場コーディネートは、この記事内だけでのご紹介。どうかお見落としのないように!さて、2人目としてご登場するのは堀越健介さん。
優しげな笑顔にお人柄を感じさせる堀越さん。「学生のころからタグ・ホイヤーに憧れていて、大人になったらいつか買いたい、とずっと思っていたんです」今年は社会人10年目、さらに昨年ご結婚され、家族を持って1年目ということで、“今しかない” と訪れたタグ・ホイヤーで出会ったのが、アクアレーサーだったそう。
「海が好きなんです。だからこのブルー、そしてタグ・ホイヤーらしいデザインに一目惚れでした」そんな堀越さんに干場が提案した時計は、まさかのグリーン!
「きっと堀越さん、この色は選ばないだろうなぁと思って、あえてチョイスしました(笑)」そう、いい意味で予想を裏切るのが干場の得意技なんです。このグリーンのクロノグラフを引き立てるべく組んだコーディネートは?
これまたぐっとクールにスタイリッシュにまとめ上げました。シンプルなモノトーンに見せておいて、インナーには「LOCK THE CLOCK」という文字がプリントされたTシャツ、そしてスニーカーはカーキを基調にしたカモフラ柄。干場らしい遊び心が光ります。「お察しのとおり、この時計のグリーンに合わせて、スニーカーを選びました」
「コロナ禍で、新しい働き方、新しい生き方を模索しているいまの時代。ある意味、日々サバイバルじゃないですか。都会で生き抜くためのタフさやハードさを表現した、まさに今の気分なコーディネートです」と語る干場。ストレッチが効いて動きを妨げない機能的なジャケパンや、ロゴT。「自分でこれまでしたことのないコーディネートですが、新鮮です。こういうのもアリですね」とご満悦。
と、ここで時計選びについて干場が真剣なアドバイス。「男は、4つのシーンにあう時計が必要なんです。その4つとは①スーツ、②デニム&Tシャツ、③タキシード、そして④水着。そう考えると、絶対に持つべきなのは、スポーツテイストのステンレスの腕時計とドレスウォッチ。この2本を持っているのがミニマムにして最強なんですよ」
干場の時計論、ぜひみなさまもしかと心に留めておいてください。
最近ジム通いを開始。ON/OFF使えるスマートウォッチを愛用中
最後に登場するのは藤田琢也さん。ランニングなどにも使えるスマートウォッチをさがしていたところ、タグ・ホイヤーのコネクテッドに出会って即決!「トレーニングはもちろん、仕事でも使える1本を探していたので、まさにぴったり。運命の出会いですね」
最近は週に数回はテレワーク。オンラインでの会議も増え、仕事はより機能的に効率的に。そんな都会的なビジネスマン藤田さんに、干場はブルーフェイスのカレラを提案。
さて、藤田さんはどのようなコーディネートに?
ランニングにも使えるという鮮やかな色使いのスニーカーを組み合わせたがコーディネートを提案。「実は時計のブルーに合わせて、サングラスもブルーにしたんです。気づきましたか? こうやってさりげなく小物の色をそろえることで、全体的な統一感を醸し出しているんです。だからこそ、派手に思えるスニーカーもすんなり馴染むんですよ」
「時計にあわせてサングラスもブルーに、そんなことは考えたことありませんでした! これからは意識したいと思います!」と藤田さん。ぜひこれからのコーディネートに生かして下さい!
以上「シンプルだけれど、決して地味ではない」「上品なオーラがそこはかとなく漂い、一緒にいる相手をも心地よくさせる」干場のコーディネート術、いかがでしたか?
「いいなぁ、自分もいつか干場さんに格好良く変身させてもらいたいなぁ」という方、近い将来「貴方を変身させます by干場」という企画がきっと立ち上がることでしょう。ぜひ、FORZA STYLEのweb、およびYouTubeのこまめなチェックをお忘れなく!
おっと! 大事なことを忘れておりました。2020年はタグ・ホイヤー創業160周年という大切なアニバーサリーイヤーなんです。それを記念して登場したリミテッドモデルを最後にご紹介します。冒頭の動画にも登場していますので、リアルに動いている様子を見たいという方はぜひ動画をチェック!
どことなくヴィンテージな雰囲気漂う、シンプルなシルバーダイヤルながら、約80時間を超えるパワーリザーブを備えた自社製ムーブメント「キャリバー ホイヤー02」を搭載。1960年台のデザインに21世紀の革新的な時計製造技術を融合させたタイムピースなんです。こちらは世界限定1860本。1860とは……もうおわかりですね、そう、ブランドの創設年。裏面には限定であることの証、シリアルナンバーも刻印されています。
もう1本の限定モデルは……
ホワイト×ブルーのフェイスに、アズラージュ加工(同心円状の刻み)が施されたブルーの3つのカウンターとイエローのスーパーミノルバ®を塗布した時分針、レッドのセンター針に、ストラップはブルーのアリゲーターレザー。一度見たら忘れられない、スポーティでポップな色使いが気分を盛り上げる「モントリオール」は、世界限定1000本のみ。こちらも約80時間のパワーリザーブを誇ります。
ブランドのアイコンとも言える「タグ・ホイヤー カレラ」を選ぶもよし、今しか手に入らないリミテッドエディションを選ぶもよし。ぜひいちど、タグ・ホイヤーの時計のすばらしいラインナップを、その目で確かめてください。コレクションページはこちら。実際に手に取って、着けてみてこそ感じる力強いオーラ。それに触れたら、きっと貴方もタグ・ホイヤーの虜となることでしょう。
【提供元】
タグ・ホイヤー
www.tagheuer.com
03-5635-7054
【取材協力】
ASPESI
PHILIPPE MODEL
ARCODIO
+CLOTHET
K-3B
MOVB
Video:Shingo Takeda
Photo:Shimpei Suzuki
Text : Yukari Tachihara