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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

【アパレル界のバンクシー?!】正体不明、FIXERのライダースジャケットに気絶です!

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

プロフィールを一切公表しない謎のブランド

最近、気に入っているメンズセレクトショップが、名古屋の久屋大通駅近くにある「Alto e Diritto(アルト エ デリット)」(旧ZODIAC)です。店名は、日本語で「高く真っ直ぐ」の意。“男は黙って真剣勝負”を信条とするオーナーの高柳忍さん、バイヤー兼ウェブマネージャーの伊藤真也さんがふたりで運営するこぢんまりとしたお店なのですが、とにかくその熱量が半端ないんです。

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仕入れから販売、ウェブサイトの制作、その撮影まで、すべて自分たちで行うことで、その世界観を色濃く反映していて、レザージャケット、テーラードスーツ、デニム、シューズ、アクセサリーなど、国内では滅多にお目にかかれない幻のブランドや、価格度外視のこだわりの別注品がずらりと並んでいます。

そして、クオリティも規格外! 坪内さんと僕が手がけるWHでも、過去に最高級のコードバンで別注していただきました。

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これだけ振り切っていても、コアなファンがついているのですから、凄い(!!)としか言いようがないですよね。で、このお店ですすめられて知ったのが、この「FIXER(フィクサー)」というブランド。

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ところが、ブランドのプロフィールを調べようにも、まったくその素性が明かされていないんです。昨年、ライダースジャケットとリング、バングルなどを購入して、かなりヘビロテで愛用していますが、いまだブランドについてはよくわからない(苦笑)。例えるなら、ファッションブランド界のバンクシー!?

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それでも納得してしまうあたりが、Alto e Dirittoの人気の秘密なのかもしれません。FIXERに話を戻すと、このライダースジャケットは2着目。昨年購入したモデルが、驚くほど自分の体型にぴったりとハマり、そのほかの服も欲しいと思っていたところ、コロナ禍で外出を自粛していたときにお店から新作が入荷すると連絡をいただき……。

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またライダースか…と思ったのですが、ショルダー部分のパッドや革の素材感など、前作よりハードなデザインにひと目惚れ。気がついたときには買っていました。前下がりになった身頃や、ジッパーとスナップボタンが付いた袖口も僕好みだったもので(苦笑)。

FIXERの商品は、生産数が少ないのか、Alto e Dirittoの店頭でもほとんと見かけたことがありません。僕が最近、始めたオンラインセレクトショップ「MINIMAL WARDROBE(ミニマルワードローブ)」でも予約受注販売を受け付けているのですが、いつ見ても完売……というのも、そそられるんですよね。

まだまだ暑いので出番は数カ月後となりそうですが、またまたヘビロテの予感がしています。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:Toshiaki Ishii

6冊目の書籍が発売しています。洋服から、ジュエリー、腕時計、ライフスタイルまで。僕が日頃から愛する大人の男女におすすめしたいブランドの逸品について書いています。読んでない方はぜひ!

干場義雅が愛する
「究極のブランド100+5」(日本文芸社)



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