バーニーズ ジャパンの谷口勝彦さんの愛車、1972年型ジャガーXJ6を見せてもらいにやってきました動画、の後編です。
古き良き英国のデザインは2020年の東京でも圧倒的な存在感を示す!
谷口さんのXJ6はシリーズⅠ。1968年から1972年の4年間のみ作られた希少なモデル。谷口さんの元には9年前にやってきた。そこからきちんと手入れをして、日常使いできる個体に仕上げてきた。
その名の通り直列6気筒エンジンを積む同車。とにかく加速が気持ちいい。そして、なんといっても「猫足」と称される乗り心地のよさがたまらない。
ウォールナットの無垢材で仕立てられたダッシュボードも現代のクルマにはない風情がある。グローブボックスをあけるとバニティミラーがお目見えする。
さて、谷口さんに訊いてみた。
「あなたにとってくクルマとは?」と。
答えは明瞭。
「お気に入りのおもちゃ」だという。
しかも、そのおもちゃには異常なほど執着しちゃう、ともおっしゃられる。
クルマだけではなく、調度品にも並々ならぬこだわりを見せる谷口さん。
玄関の番地を表す数字は、かつてNYのプラザホテルの客室番号に使われていたものを譲り受けたんだとか。
さらに、室内にもアート作品が並ぶのだが、リビングの一角にはジャガーのガレージが鎮座する。なかにはこれから手に入れるべき名車がパークしている。
それを専用の工具でドアを開けたり、エンジンを眺めたりして休日を過ごすこともあるとか。
ふー。こってりとした取材ができ、谷口さん、ありがとうございました。
〆は谷口さんいきつけの町中華「杏華」さんへ。美人女将が手際よく料理を供してくれる。
全部おいしいのだが、とくにオススメはワンタンとネギソバだという谷口さん。
気取らない、飾らない、でも自然と華やかな雰囲気を醸す谷口さんのお人柄がにじみ出る第三回目だった。
次回もよろしくお願いいたします!
Video&Photo: Naoto Otsubo
Video Edit: Kabuto Ueda
Text:Takashi Ogiyama