リッチなレザー仕様だから、大人の街履きにちょうどいいんです
第271回目は、アイランドスリッパのサンダルです。
せっかくの夏なのに、海外旅行なんて言っていられないこのご時世。せめて気分だけでも味わってみませんか? オススメするのは単なるビーサンではなく、歴史ある「アイランドスリッパ」。デイリーユースとしてちゃんと大人らしいこなれ感を演出してくれます。
1946年ハワイ生まれのアイランドスリッパは、福島県からハワイへ移住した本永瀧蔵氏が創業。日本の草履を原型にしたことは有名な話です。デザインから生産工程に至る全てをハワイで行い、ハンドメイドにこだわったモノ作りは、70年を超えた今世界中のファッショニスタを虜に。そんな同ブランドの鉄板アイテムがこちらの「PEANUT」です。
アッパーにブラウンスウェードを採用した本作。ふわりとした肌触りが心地よく、土踏まずとかかとを同じ高さに設定しているため、一日中履いていても疲れないストレスフリーが見どころに。スニーカーソールをベースに構築されたPTソールは、アイランドスリッパの定番ディテールです。一般的なビーサンとは一線を画すグリップの効いたソールなので、ビーチのみならず街履きとしても活躍必至。
極上の履き心地が生むリラックス感は、せわしない現代において程良く肩の力を抜いてくれるはず。ウィズ・コロナの影響で外出するだけでも気を遣う昨今。ハワイの空気が十分に詰め込まれたサンダルが、リゾートならではのムードと肩肘貼らないラフさを楽しませます。デイリーな佇まいでリゾート気分も味わえる、今欲しいサンダルは、まさにこれでしょう!
上のモデル同様のスウェード素材でも、ネイビーならシックでモダンな履き姿に。肌あたりのいいスウェードの質感と、高いクッション性が相まって、“アスファルトの道路が草原になる”ほどの心地よさなんだとか。
足の甲を包み込むシャワーサンダルタイプはより都会顔。インソールのスウェードとアッパーのカーフレザーとのコンビが同色でもメリハリを生み、軽装のサマーカジュアルのアク足しにもってこい。たとえワンマイルのお出かけでも、大人の上品さを醸し出します。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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