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【モンブラン×干場義雅】万年筆のペン先を“ビスポーク”する「ビスポークニブ」を初体験!

2019.12.19 2019.12.19
2019.12.19

モンブラン銀座本店2階で干場編集長を出迎えてくれたのは、モンブランの「ビスポークニブ」サービスの責任者、アクセル・ニエール(Axel Nier)さん。FORZA読者には “ビスポーク” はお馴染みだが、「ニブ(Nib)」とは「ペン先」のこと。

アクセルさんが直々に対応してくれるのは、「まるでサヴィルロウのテーラーで、マスターカッターがビスポークしてくれるようなプライスレスな体験」と干場も感激! 世界にたった1本の万年筆を作るビスポークニブの様子をレポートしよう。

モンブラン銀座本店2階にて、「ビスポークニブ」サービスの責任者、アクセル・ニエールさんと
世界中のVIPがこぞってこだわる“最良の書き味”をオーダーする

スーツや靴のビスポークには達人級の干場をもってして、「万年筆のペン先がオーダーメイドできるのは知りませんでした。イノベーションがすごいですね」と言わしめるのが、独自のコンピューターを使った筆跡診断に基づくペン先のパーソナライズシステム「ビスポークニブ」。

モンブランを日頃から愛用し、11月に出たばかりの自著『干場義雅が愛する 究極のブランド100+5』(日本文芸社)でもモンブランを紹介している干場が、筆記具部門のエキスパートであるアクセル・ニエールさんと“会話と試し書き”を繰り返しながら、じっくりと世界に一つのペン先を作り上げていきます。

まず、この世にたった一つの「ペン先=完璧なニブ」作りのプロセスを聞く。
コンピューターを使って、最適なニブ(ペン先)を選択する診断からスタート

ビスポークしていく工程は、まずモンブランが独自に開発したソフトウェアとトランスミッター付きの特別な万年筆を使って筆跡を解析、既存の8種の太さのペン先の中から最も適したものを診断します。

「例文を書いて、名前を署名してください」と言われた干場は、ちょっと緊張の様子。「これはあくまで参考ですから」と微笑むアクセルさんに促されて、筆跡診断をスタート。筆跡診断では、干場の「筆圧」「筆記速度」「傾斜角度」「回転角度」「振幅角度」の5つのエレメントを瞬時に分析。診断結果は、説明とともにその場でもらえます。

アクセルさん曰く、
「字というのは実に個性的で、傾いて書くクセ、内側に沿って書くクセなど本当に様々です。干場さんの傾斜角度は44度ですが、西洋人は45~60度ぐらいで、アジア人では90度まで立てて書く人もいます。そういうクセをAIで判定しながら、干場さんが万年筆をお使いになる用途や書き味の好みを聞いて、角度や柔らかさをさらに細かく話し合い、特製のペン先を決めていきます」。

上段が既製品の3つのペン先の形状見本で、中段が既製品のペン先を付けた見本。下段がビスポークで作れる特殊なニブ(ペン先)を付けた見本
アクセルさんと世界中を旅している「ビスポーク万年筆」が登場!

より細かい書き味を確認するためにアクセルさんが干場に見せたのが、ビスポークニブで作った万年筆で書かれた「ノート」と、貴重な「ビスポーク万年筆」の数々。「いろいろ試してみましょう」と、干場にペンを渡していきます。

細字が書ける極細の繊細なものから、ダイナミックで味のある字を書けるカリグラフィ用やサイン専用の特別に平たいニブ、左利き用にペン先を斜めにカットしたものまで。様々なニブを付けたビスポーク万年筆はデザインも多彩で圧巻!

「万年筆初心者の方には、ファインニブ(細字)をおすすめしています。ブロード(太字)だと文字がつぶれてしまう感じになることがありますから。干場さんがすでにお持ちのものはミディアム(中字)ですね。こちらは極細ニブですが、とてもクリアに書けますよ」とペンを手渡しながら説明を続けます。干場もその都度うなずきながら、「いろいろ違いますね。これで選ぶのは難しいなぁ」とひとり言を。

そして、多彩な言葉、文章、絵まで載った筆跡見本帳のようなノートを見せながら、「30歳ぐらいの女性のお客様で、『細い文字を書きたいのですが、市販の万年筆ではないので、特別に作って』と言われてニブを作り、その人に書いてもらったページもあります」とアクセルさん。

さらに、「万年筆で絵も描けるんですよ」とノートを見せると、干場がグッと身を乗り出しました。「僕、絵を描くのが好きなんですよね。万年筆は文章を書くのはもちろん、著書にサインをしたり、出先でちょっと絵を描くのにも使えるといいなぁ」と、ノートを見ながら方向性が定まってきました。

ミディアムソフトのニブを試した時のこの顔! 納得したというかビックリしたというか、なかなかこの表情は見られません!
万年筆で書くことで、クリエイティブな発想が出てくるような気がします

そこでアクセルさんが取り出したニブが、ミディアムソフト。編集長がミディアムソフトで試し書きをすると、「とても滑らかに書けますね!」と顔つきがどんどん柔和になってきて、笑みがこぼれれるほどに。

「絵を描くニブは、線の太さや細さを角度で調整します。さらに、日本語を縦・横に書く、サインもするという何にでも対応する“干場ニブ”を作りましょう」とアクセルさん。ビスポークするニブには最大24文字までエングレーブ(刻印)も可能。名前など好きな文字を入れることができます。

ニブが決まり、好みのボディを選んですべてのプロセスが終了。
「これまで愛用していたものとはまったく違いますね! 絵もサインも文章も書ける万年筆はすっごくうれしいです。万年筆で書くことで、クリエイティブな発想がもっと出てくるような気がします。これは会社経営者とかも絶対欲しいはず。
“ビスポーク”していくプロセスもとても面白くて、感動しました! 納品までの2ヵ月、ワクワクしながら待っています。いや〜、完成した僕だけの万年筆を『干場義雅が愛する 究極のブランド100+5』に載せたかったな」と興奮冷めやらず、至極ご満悦!

絵もサインもしっかり書いて試しました。
ハンブルグでビスポークニブを任せられる職人はたったの7人!

アクセルさんに“干場ニブ”の特徴を伺うと、「スケッチやアジアの文字を書くのに適したニブです。縦横書く変化をつけられるニブで、角度を寝かせるとラインが太くなる特徴を持っています」と解説。

「モンブランのビスポークニブは、すべてのお客様にラグジュアリー(贅沢)ではなくパーソナライズを提供しています。ハンブルグの工場には、ニブ製作の職人が50名、ビスポークを任せている7名のうち2名が女性です。モンブランのニブは14金か18金しか使いませんが、干場さんのニブは18金で仕上げます」。

干場のためだけの究極のモンブラン。いったいどんな一本が完成するのか!? 干場の手元に届いたあかつきには、しかと披露してもらいましょう。みなさまもどうぞお楽しみに!

モンブラン独自のソフトで筆跡を解析。
筆跡診断の「筆圧」「筆記速度」「傾斜角度」「回転角度」「振幅角度」の5つのエレメントの結果を示した診断書と、2人のサイン。

ビスポークニブを常設しているのはモンブラン銀座本店のみ。電話での完全予約制で、筆跡診断は無料です。ペン先を取り付ける万年筆本体は別途購入ですが、一部を除き、リミテッドエディションも含めてほぼすべてのモデルに「ビスポークニブ」を取りつけることが可能。今使っている万年筆の書き味に満足していない人はもちろん、干場のように新しい用途に目覚めることもあるので、ぜひトライしてみよう!

「ビスポークニブ」サービスの常設はモンブラン銀座本店のみ。

モンブラン「ビスポークニブ」(オーダー料)18万2500円(税抜)(万年筆の本体は別)

photos:Takaaki INOUE
text:Makoto KAJII

 

【問い合わせ】
モンブランコンタクトセンター
0120-39-4810
www.montblanc.com

 

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