筆記具のマスターピースといえばこれでしょ
第117回はモンブランの万年筆、マイスターシュテュック149です。
万年筆の定番といえばモンブランの「マイスターシュテュック149」を真っ先に思いつく人もいるでしょう。ドイツ語でマスターピースを意味する名を冠した万年筆は、まさに傑作中の傑作。ビジネスマンならぜひ持っておきたい一本です。
マイスターシュテュックの歴史はモンブランの歴史でもあります。モンブランの前身である「シンプロフィラーペンカンパニー」が設立されたのは1906年。“ハイクラスのゴールド万年筆を創ること”を理念に掲げ、インク容器一体型のモダンでシンプルな万年筆の製造をはじめました。同社で製造される万年筆は、アルプス最高峰のモンブラン峰に万年筆の形が似ていることから「モンブラン」と名付けられ世界中に浸透。商品名が有名となったことから、1934年に社名をモンブランに変更しました。
マイスターシュテュックが登場したのは、社名がモンブランに変わる前の1924年のこと。このときからすでに美しいデザインは完成されていましたが、それから約30年後の1952年に、完璧ともいえる美しいフォルムの名作マイスターシュテュック149が誕生します。
なんといっても目を奪われるのはその美しさ。艷やかな漆黒のボディにゴールドのラインは優美で、持っているだけでデキる男になった気がしてしまうほど。キャップにはお馴染みのホワイトスター。ボディに使用されている独特の艶をたたえるプレシャスレジン。18Kゴールドのペン先もまたエレガントです。当然書き心地も最高で、しなやかで弾力のある18Kを使用することで、滑らかな筆運びを実現してくれます。
万年筆のいいところは見た目だけではありません。達筆じゃなくてもそれなりに味のある字に見えるから面白い。また高級な革靴のように使い込むほどに、自分に馴染んでくれるので、長く付き合うほどに愛着が湧いてきますよ。
Styling:Takahiro Takashio
Text:Tomomi Nishihara
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