旧東ドイツの国営時計会社からインスパイアされた時計とは？

グラスヒュッテ・オリジナルはドイツ高級時計の聖地であるザクセン州、グラスヒュッテの伝統と技術を継承した名門マニュファクチュール。

精巧なムーブメントや美しい仕上げは、時計好きほどその価値がわかる、上級者好みのブランドでもあります。

また、旧東ドイツの国営時計会社＝G.U.B.の時代のデザインを取り入れたレトロモダンなモデルも、グラスヒュッテ・オリジナルの人気の一翼を担う一大特徴。スイスのブランドにはない大きな魅力になっています。

そして今年は、そんなG.U.B.時代のダイバーズをモチーフにした新作が登場。一方、グラスヒュッテの職人技を堪能できる美しいエングレービングのモデルも見逃せない。

さらに秒停止とゼロリセット機構を備えた革新的トゥールビヨンは、まさしく時計好きほどその凄さがわかる大作。

などなどと、今年も見どころ満載。大充実だったのです。
 

 

今年、グラスヒュッテ・オリジナルは5番目となる新しいコレクション「スペシャリスト」（Spezialist）を発表。その第一弾となったが、この「SeaQ」です。

G.U.B.時代の1969年に発表されたダイバーズウォッチ「Spezimatic RP TS 200」がモチーフで、外観はほぼそっくり。もちろんムーブメントなど各部はアップデイトされていて、信頼性や耐久性は完璧。DINおよびISOの基準に準拠するなど、実際のダイビングでも使用可能です。

大型日付表示＝パノラマデイト搭載の「SeaQ パノラマデイト」もラインナップ。「SeaQ パノラマデイト」はブルーダイヤルが選べるのも魅力です。

 

 

2018年に発表され大きな話題となった、期間限定生産の特別カラーダイヤルの第2弾。前回のグリーンから、今年はオレンジになりました。

「シックスティーズ」は名前のとおりに1960年代のG.U.B.時代のデザインを取り入れたシリーズ。独特のアラビア数字インデックスも当時のデザインで、この特別モデルはそのダイヤルを高圧プレスで模様にした後にガルバニック加工し、ラッカーを塗り重ねることでグラデーションにしたのが特徴。

一回り大きなパノラマデイト付きモデルもあり、こちらもおすすめです。

「パノインバース」は通常はムーブメントの裏面に配置されるテンプをダイヤル側に美しく覗かせたモデル。独特のダブルスワンネックも目を惹く特徴です。

これはその地板に直接、手彫りエングレービングを施した限定モデル。ルビーの赤とブルースティールネジの青が美しいアクセントになっているのも素晴らしい。グラスヒュッテ・オリジナルの伝統と職人技を堪能できる好作なのです。

 

フライングトゥールビヨンに秒停止とゼロリセット機構を備えさせた革新作。

リュウズを引き出すと、垂直クラッチが作動し、トゥールビヨンのケージがロックされ、テンプもその位置で停止。さらにリュウズを引き出すと、秒針が0まで進み、分針も次のインデックスのちょうどの位置まで進む。そしてその0リセット状態から時刻合わせをすれば、分と秒を完璧に同期させることができる、という超複雑機構。

精緻なエングレービングも美麗です。

ぜひ新しいグラスヒュッテの魅力を体感してみてはいかがでしょうか？

【問い合わせ】
グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座
03-6254-7266
https://www.glashuette-original.com

Text：Yutaka Fukuda