オジサンにならないよう、ゲージと素材は一考を
英国カントリーやアメリカントラッドに注目が集まる今シーズン。気になるアイテムとして挙げられているのがニットアウター。大人の休日コーデやビジネスカジュアルでお馴染みのハイゲージなニットカーディガンではなく、ざっくりと厚みのあるニットアウターのことです。
真冬ほどの防寒性が求められない、ちょうど今頃の肌寒い季節に打ってつけなニットアウター。暖かくも着心地が柔らかで、その風合いから漂う雰囲気は大人の余裕を演出するのに打ってつけです。ローゲージのニットアウターといえばカウチンニットが定番ですが、もう少しカジュアル度を下げて品良く見せるならミドルゲージ辺りがオススメ。
素材もウールだけでなくカシミアなどがブレンドされた物を選ぶと、抜け感を程よく抑制してくれます。今時期の休日お出かけアウターとしてはもちろん、冬でもワンマイルウェアとしてやドライビングウェアとして重宝するので、1枚あると便利ですよ。
JOHN SMEDLEY ジョン スメドレー
オフィスでも休日でも重宝する万能ニットカーデ
シンプル過ぎて退屈になりがちなニットカーデのアウター使い。襟元のボリューム感とトラッドな貫禄のあるショールカラーなら、秋のアウターとして十分に存在感を示せます。タートルネックニットにハウンドトゥース柄のスラックスというベーシックな組み合わせですが、ウールにカシミアをブレンドしたニットカーデが上質さを匂わせてくれます。
Brooks Brothers ブルックス ブラザーズ
色と襟型で秋冬らしい温かみあるルックスに
落ち着いた雰囲気と秋らしさを演出するなら、こんなベージュカラーがオススメ。素材はキャメル。ショールカラーと相まって、トラッドな空気感を楽しませてくれます。ボリュームは控えめで、昨今注目の色落ちデニムと合わせても野暮ったいアメカジ顔にはなりません。
ZANONE ザノーネ
アウターとしてもミドルインナーとしても活躍
よりアウター顔で着るなら、こんなスタンドカラータイプを。とはいえウールのミドルゲージなので、重アウターのインナーとしても活躍してくれます。高さのあるリブ襟は、重ね着した際の首元の防寒に効果的です。さらにはシルエットも細身とあって、レイヤードしても着膨れ感を感じさせません。
LOVELESS ラブレス
ファー付きでもニットならリュクスになり過ぎません
身頃にケーブル編みを配したジップアップニットブルゾン。ウール混ニットによるほっこりした雰囲気に、ボタンで着脱できるエコファーがラグジュアリーな雰囲気を加味します。それでいて、ニットでは珍しいフラップ付きの胸ポケットには、フィールドジャケットを想起させるオトコらしさもにじませます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
スローウエアジャパン 03-5467-5358
https://www.slowear.com/ja
ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-185-718
http://www.brooksbrothers.co.jp
ラブレス青山 03-3401-2301
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リーミルズ エージェンシー 03-5784-1238
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アイヴァン PR 03-6450-5300
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