夏場は、半袖シャツなどクールビズスタイルでOKな場合がほとんどかもしれませんが、会議や特別な日は、暑くてもタイドアップが必要な場面も多いですよね。どうにかしてその暑苦しい姿を打破し、涼しげでエレガントに仕上げたい! というダンナの願望にお答えすべく、時短でお洒落に見せる夏のタイドアップコーデ方法をヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
晩夏のタイドアップで、まずオススメするのはソラーロ素材のスーツ。イタリアでも人気の春夏素材で知られるソラーロは、強い日差しの下で光が当たると生地の表面がキラキラと玉虫色に輝くのが特徴で、他の素材とは異なり大人の色気が漂います。コーデのキモは、涼しげに見えるシルク製のブラウンのニットタイを合わせているところ。白シャツを選ぶことで、清潔感&清涼感もアップします。足元もネクタイの色と揃えれば、ワントーンでバランスよくまとまります。かなりの上級者向きですが、バッチリ決まれば夏場のパーティで主役間違いなし!
こちらのコーデに使用しているのは、ビジネスの定番ワードローブであるネイビージャケットとグレーのスラックス。トレンドでもあるアメトラ風コーデを作る時に欠かせないボタンダウンシャツは、通常の襟型よりもカジュアル感がありリラックス効果が抜群です。キーアイテムであるニットタイは、きっちりした印象を保ちながら、相手に清涼感や清潔感も与えて、ノータイ以上の爽やかさを手にできる優れもの。そして、ベルトをはずして腰回りを軽やかに見せるのがヨハネス流夏のドレスアップのキモ。ちょっとしたテクニックで、コンサバなビジネススタイルもどこかこなれて見えますよね。
涼しげな印象のライトベージュのダブルジャケットをメインに使用したタイドアップコーデをチェック。サックスブルーのシャツに茶のニットタイ、それからネイビーのパンツに茶のドレスシューズを合わせ、アズーロ・エ・マローネ(青と茶)をちりばめているのがポイントです。このイタリアらしいコントラストの効いた配色は、清涼感や清潔感をアップさせる近道のひとつ。さらに、ダブルジャケットのエレガントさも際立つので一石二鳥です。こちらもビジネスからパーティまで幅広く使えるコーデなので、ぜひ実践してみてくださいね。
Photo:gettyimages
Text:Satoshi Nakamoto