【惜しいよオトコその28】 100年の恋も一瞬にして冷める(かも?)タベカス・ハニツイテール氏
昔、大好きだった人にウン十年ぶりに再会して、もしも歯に食べカスがついていたら……惜しいですよね。
というわけで、今回の惜しいよオトコはタベカス・ハニツイテール氏。
先日、高校の同窓会で憧れのM君に会えました。30年以上も経っているのに、変わらなくて眩しすぎて気絶級にかっこよかったです♡ M君の歯には食べカスがついていなくてホッとしました。
でも、どんなに素敵な男性も、家族や友人、マンネリになってきた恋人の前では、とうもろこしのカスを歯の間にいっぱいつけている姿をさらけ出しているはず。こういうのは、恋愛初期の相手は「可愛い♡」と思ってくれますが、3年以上たったマンネリ気味の関係ですと、嫌気がさしてくるポイントの1つですので気をつけてくださいね。食べカスは、食後にうがいするだけでも全然違います。お気に入りのマウスウォッシュを持ち歩くのもおすすめです。
父は生前、母から「笑ったときに見える歯茎がエロい」と言われていました。しかし、歯茎が痩せて隠れていた歯の一部が姿を現すと「お父さんの歯茎が見えなくなった」と、母は少し残念そうでした。父に口元がそっくりな私も同じようになりまして……。歯茎が痩せると隙間ができて、いろんなものが歯に挟まるんですね。タコやアサリなど痛いものは自分で気がつきますけど、饅頭やガトーショコラやフワフワのパンがこびりつくと自覚症状がないので要注意です。
食後に、爪楊枝で堂々とシ〜ハ~している方や、口元を片手で隠していても丸見えな方は、もしかしてお気に入りの映画のワンシーンを再現しているのかなぁ、見て欲しいのかなあ、といろいろと考えさせられます。できれば、私の大好きな映画『男たちの挽歌』のチョウ・ユンファのように気絶レベルで爪楊枝をくわえて欲しいです♡
理想の男性は、食べカスを歯につけずにお菓子を食べることができる人。そんなテクニシャンでも黒ごま団子はかなり難しいと思いますので、どんなに自信があっても最後には歯を鏡でチェックできる人に気絶です♡
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。数年前に発売したマンガ本、『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』がなんと実写版のドラマに!『カフカの東京絶望日記』がYou Tube で無料配信中。https://youtu.be/glRKZeYECg0 また、ドラマ化を記念して、ブティック★ヒラマツでカフカ絶望Tシャツが発売中です。http://bit.do/eMGJE
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