【惜しいよオトコその22】若い子相手に、絵文字の使いすぎはかなり危険! オジサン・コーブン氏
FORZARのみなさま、ごきげんよう平松昭子です。だんだん春めいてきましたね。東京では近頃、花粉が大量に飛びかっているようですが、みなさまはご無事でしょうか? そんな春は出会いと別れの季節、新しく知り合った方とLINE で連絡を取り合う、なんていうシーンも増えることでしょう。その際、ぜひともお気をつけいただきたいのが、若い子とのラインのやりとり。
というわけで、今回ご紹介するのは、オジサン・コーブン氏。
若い女の子から「おじさん構文が気持ち悪い」と聞いて、まずはおじさん構文が何かを調べてみました。するとどうやら、おじさんがメールやLINEなどで送ってきそうなイメージの、絵文字が多すぎたり、長文だったり、褒め方が大げさだったりするような文章のことらしいのです。絵文字、顔文字の乱用は若者ぶっているように見えて、さらに間違った使い方をしてしまうと相手をイラッとさせてしまうのだそう。
面白そうっ! と、さっそく私もおじさん構文を使ってみたくなりましたが、「おばさん、気持ち悪い」って言われそうな気がしてきました。コワいので、身内で楽しむことにしたいと思います。
昭和に流行った「なんちゃって」は、平成生まれの大学生の息子に聞いたら知らないと言うので、実演して見せてあげました。反応がないのでしつこく「なんちゃって」の面白さを説明し続けたら最後は無視されました。これは、封印した方が良さそうです……。
そういえば、リアルな私に会ったことのない方や、10年くらいお会いしていない方からは、おじさん構文のメールが届くこともあります。おじさん構文のメッセージが届くってことは、おばさんではない目安、と考えさせていただいても、よろしいのでしょうか? 絵文字が全くないメールばかりなのも、なんだか寂しいものですし♡
おじさん構文のメールが届いて嬉しくって、一生懸命、どの絵文字がいいかなあって考えていて、気づいたら返事に1時間もかかってしまった事も。二人のやりとりはエスカレートしていき、最後は絵文字と顔文字だけに。それはまるで、宇宙人からの信号のようでした。それも今では懐かしい思い出です。おじさん構文は、若い女の子よりも、年上の奥様や女性の上司に使って気絶させてあげてくださいね。
私自身はおじさん構文を使う方の味方になってしまいましたので(笑)、若い女の子にとっての理想の男性を描いてみました。絵文字、顔文字を使いすぎず、特に汗関係のものは控えた方が賢明のようです。とはいえ、全く使わない文も怖いので、一回のメールに絵文字を一つ、顔文字を一つが気絶の目安かと思われます。
Illustrations: Akiko Hiramatsu
Edit : Yukari Tachihara
平松昭子 Akiko Hiramatsu
イラストレーター/ブロガー 雑誌やWEBサイトをメインに、ファニーでエレガントなイラストやエッセイを執筆する。一方そのファッションセンスが注目され、女性誌のファッションスナップページなどに多数登場。着物を愛好し、Masshivanのメンバーとしてアート活動にも力を入れている。著書に『平松昭子の着物事件簿』(宝島社)『マンガで読む絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社)『平松昭子のファッションホリック道』(KKベストセラーズ)などがある。かつて原宿のアンティークショップでバイトをしていたこともあり、FORZA STYLEでは「アニ散歩」に大注目。いまの夢は「カウンターでアニキと飲むこと!」。現在北海道から名古屋あたりまでの東日本で、エスカレーターマナーポスターが展開中。見かけた方はぜひFORZAまでご報告を! https://www.instagram.com/p/BlhcRvInxzk/?taken-by=akikohiramatsu_official オシャレでキュートなイラスト満載のHPはこちら! http://akikohiramatsu.com