BEAUTY ― キックの秀のノックアウト美容

【ファッション番外編】こんまりさんもきっと賛成? 手っ取り早くオシャレになるために今すぐできる方法とは?

2019.4.30 2019.4.30
2019.4.30
女性誌の美容担当として約15年のキャリアを持つメンズ編集者が、ほぼ女性だけの社会にいたからこそ悟ってきた“女性の本音”をベースに、メンズに役立つ美容情報を届ける新連載。趣味のキックボクシングではアマチュア全日本大会にて5回優勝という“キックの秀”の語る独自の美容理論に、男も女もノックアウト〜ォ!?  

プロ野球チームを運営するがごとく、ワードローブについて考えるべし!

「オシャレになりたいんだけど、どこで服を買うといいかな?」という質問をわりとよくされる。僕は「男性はそんなにおしゃれに見えないほうが実はお得理論者」なので、この質問をされると少しだけ困るのだが、決まってこういうことにしている。
 

「服は買うより捨てたほうが手っ取り早くおしゃれになれるよ」
 

なぜなら男性は意外と物持ちがいいからだ(悪い意味で)。
 

たとえば、私のデスクの横のパイセンは、今から20数年前の学生時代に買った、全体的に数字が散りばめられたTシャツを愛用していて「#数字兄さん」と呼ばれている。キャラとしては素晴らしいが、後輩として憚りながらも、ファッション的なことで言わせていただくと、数字Tを捨てて新しいものを買ったほうが良いと思う。


みなさんも数字Tシャツまではいかなくても、「だいぶ昔に買った服を今も着ている」というかたはいるのではないだろうか。

はっきり言って、ノックアウトだ!


トレンドというものはけっこう残酷なくらいのスピードで変わる。

たとえば数年前まではわりとピタッとしたシルエットが流行っていたけど、いま上半身をピタつかせていたら「マッチョか!」と突っ込まれかねないし、

先がとんがった靴が流行っていた時期もあったけど、いま先を尖らせていたら「ホストか!」となってしまうし、

同様にポロシャツの衿を立たせていたら「体育か!」、

麦わら帽子を被っていたら「ルフィか!」ってなってしまう。


一部のおしゃれ上手さんはそういったトレンドとのズレも逆に上手いことスタイルとして見せたりできるのだろうけど、それは上級者さんだからこそなせる技だし、それに多くの男性の本音は、「おしゃれとまでは思われなくても、なんかいい感じですね」という印象を持ってもらえれば十分ッス、だと思う。


そして僕の豊富なフィールドワークによると、多くの女性は「オシャレが止まらない男性より、なんかいい感じくらいの男性のほうが好き」、だ。詳しくは以前に書いたこちらもご参照いだたきたい。→女性が言う「白Tにデニムみたいな人が好き」の真意とは? 

 

僕が思うに手っ取り早く「なんか素敵印象」を得るためには、「なんか違うもの」を着ないこと、だと思う。


しかし、この「なんか違う」を自分で取捨選択するのは実はけっこう難しい。


余計な愛着とか、この服は高かったとか、「あの時ほめられた」的な成功体験とかが邪魔して「なんか違う」ものをなんか捨てられなかったりする(みなさんのクローゼットにも思い当たるものはないだろうか)。もっというと、男性というのはなぜかこのなんか捨てられないものをなんか好んでよく着てしまう。
 

まるで、怪我がちで力が落ちているベテラン選手を、昔はけっこう打ってくれていたし、またきっと打ってくれるはず……と使い続けるどこかのプロ野球チームのように。
 

ここで大事なことに気づいてほしい。
 

僕たちは、そのベテラン選手(失礼ながらトレンド遅れの服のたとえ)にポジションをひとつ与えてしまうことで、有望な若手選手(トレンドどんぴしゃな服のたとえ)のポジションをひとつ奪っているということを。

そして思い出してくれ。


野球に9つしかポジションがないように、一週間というのもたった7日しかない。
 

極論すると、1週間に(フツーの人は)最大でも7つのコーディネートしか披露する機会はないのだ。その貴重な7回のチャンスに、「なんか違う」ものを身にまとったあなたを登場させる必要はない。というか、もったいない。
 

ここまでお伝えすればお分かりになると思う。
 

強いチームをつくるには断腸の思いで、球団の功労者であるベテラン選手を放出することも必要なように(僕はFAの人的補償制度で功労者のベテラン2人を移籍させた某G球団を実はかなり評価している)、なんか素敵印象を作るためには、「いつかまた着るかも」みたいな中途半端な服を取っておいて、それを身にまとう余裕なんてない。
 

だから、まず捨てよう!
(誰かにあげても、売ってもいい)
 

そしてひと通り捨て終わったら、シーズンごとにスカウトが厳選した、この服はかっこいいぜ!みたいなドラフト1位を入団させ、入団させたのと同じ分、今まで活躍してくれた服に戦力外通告をし(捨てる)、常に活性化したフレッシュなラインナップで戦う。
 

これを鉄の掟にすると、服を買うときも吟味するようになるし、モノが増えすぎたりしなくて、なんとなく気持ちもいいのでぜひやってみてほしい。
 

ちなみに僕は地曳いく子さんの『服を買うなら、捨てなさい』を読んで以来、週に2〜3回は着たい!と思える服しか買わないことにしている。
 

Photo(Portrait) : Naoto Otsubo
Text : Hideyoshi Fukuda

 

Author profile

福田 秀芳
福田 秀芳
Hideyoshi Fukuda

1980年生まれの松坂世代。身長2m弱。HotDogPRESS志望の夢叶わず、美容女性誌のパイオニアVOCE編集部に配属され、世にも珍しいオトコの美容担当としてお姉さまとオネエさまたちに約12年半ほどもまれる。その後、ファッション誌ViViのデジタル編集長を経て、現在は広告プランニング&セールス担当。趣味で始めたキックボクシングではアマチュア全日本大会をつごう5回優勝。特技はけん玉。悩みは音痴。インスタは@fukudapunch

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