イメージは、サバンナじゃなくあくまで都会で
今シーズンのトレンドに、サファリジャケットやM-65といった4ポケットデザインが挙げられています。スポーツやアウトドアといったスタイルや、コロニアルカラーがトレンドをリードする中にあって、確かに打って付けなアイテムです。
以前のミリタリーブームの際にもM-65が人気を集めましたが、今回は少々趣が異なるよう。武骨さや機能性を求めてというよりも、さらりと都会的な雰囲気で着るというのがポイント。または、70年代的なクラシック顔で着こなすのもありです。
と言っても、大型の多ポケット使いはどうしても土クサい印象が強くなるので、その分パンツは細身ですっきりと。足元はもちろんブーツではなく、春らしくスリッポンといった軽さを求めるのもポイントです。インナーはシャツにしろカットソーにしろ、クリーンさを意識するのが正解。ポケットが多いからといってタフさを求めず、あくまで都会的に着こなしたいものです。
GRENFELL グレンフェル
機能的にして都会的なエレガントサファリ
防風性、防水性を備えつつ、通気性や耐久性にも優れる。そんな機能性の高さを誇りながらも、高級感のある滑らかな生地感が魅力のグレンフェルクロス。ウエストベルトによるタイトなシルエットを、ワイドラペルが強調します。バイカージャケットよろしく斜めにレイアウトされた、大型のフラップ付きポケットも見どころ。そんなアイコニックなジャケットなら、ベージュ系で揃えても地味になりません。
GIANNETTO ジャンネット
サファリを品良く着るなら、こんな色が狙い目
多ポケット使いでも、品良くクリーンな印象を演出することができる、ライトベージュ。清涼感とナチュラルな風合いが特徴のリネン素材も、それを後押しします。ポケットはフラップ&ボックスプリーツですが、サイズが控えめで武骨な印象は皆無。深さのあるラペルも、端正に見える要因です。
CARUSO カルーゾ
テーラード仕込みな、スタイリッシュシルエット
サファリジャケットの提案は、ジャケットやスーツが主力のカルーゾとしては稀有。生地はハリのあるコットン×リネンで、オフホワイトとともにクリーンな印象に。エストネーションのオーダーにより、フロントはジップからボタンに、バックベルトは排除されすっきりと。
BELSTAFF ベルスタッフ
引き締め効果のあるダークネイビーで洗練顔に
コットン×リネンの生地がサファリジャケットらしい清涼感を楽しませつつ、ネイビーカラーが都会的な雰囲気に。だから、同生地のパンツとのセットアップも野暮ったくなりません。とはいえ、デザインのベースはトライアルマスターだけに、武骨さもちゃんと楽しめますけどね。
WOOLRICH ウールリッチ
定番M-65タイプは、薄手素材で春顔に
ミリタリー定番のM-65ですが、極薄のリップストップなら、武骨さは抑えられ春らしく軽快な印象で着こなせます。とはいえ、逆山形のポケットフラップやウエストドローコード、ベルクロのチンストラップなど、ディテールはあくまでオトコ心を突くものばかりです。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
コロネット 03-5216-6521
http://www.coronet.co.jp/brands/grenfell/
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-8224
https://www.gentedimare-online.com
エストネーション 0120-503-971
https://www.estnation.co.jp/
ベルスタッフ 銀座ストア 03-6263-9978
https://www.belstaff.jp
ウールリッチ 青山店 03-6712-5026
https://www.woolrich.jp
アイヴァン 7285 トウキョウ 03-3409-7285
アダワット トゥアレグ 050-5218-3859
PT JAPAN 03-5485-0058
ビームス 六本木ヒルズ 03-5775-1623