FASHION ― 赤峰塾!間違いだらけの洋服選び

ドクトル赤峰と改装のキーマンが語る、新生「阪急メンズ東京」

2019.3.25 2019.3.25
2019.3.25
ジェントルマン道を極めるドクトル赤峰とファッション界のレジェンドたちが、イマドキファッションの風潮やヤワな着こなし、ガッカリスタイルなどをスパッと一刀両断! 男として、あるいは女として、「清く、正しく、美しく」生きるために必要な服装術や、服を着ることの意味・意義をストレートに語り尽くします。

「クリエイティブコンシャスな男たちに向けた冒険基地」が完成

「阪急メンズ東京」が3月15日に大きく生まれ変わりました。2011年10月の開業以来の大幅なリニューアルで、全体の約7割を改装。今回、116ブランドを追加・入れ替えしたそうです。現代の多様な価値観に対応し、生き生きと暮らす男たちに向けて新たなバリューを発信する新生・阪急メンズ東京について、阪急メンズ大阪と阪急メンズ東京を統括する阪急阪神百貨店の溝口博之執行役員にお話を伺いました。


ビスポークに関するイベントを開催する5階「ビスポーク サロン」で対談
男の心が躍るような、新しいデパートメントストアのスタイル

全館リフレッシュオープンした阪急メンズ東京のターゲットは、「クリエイティブコンシャスな男たち」。ファッションやライフスタイルを自由に楽しみ、自分の尺度で気に入ったものを買う男たちが、ワクワクドキドキを感じられるような「A BASE=冒険基地」をイメージしたフロア構成や装飾が新鮮です。

赤峰 リニューアルオープンおめでとうございます。

溝口 ありがとうございます。赤峰さんには一昨年からメンズ担当バイヤーの教育指導をしていただき、赤峰さんに鍛えられたバイヤーたちが今回のMD(マーチャンダイズ)を構築しています。

――ドクトル赤峰にバイヤーの教育指導を任せた理由は?

溝口 一言でいうと「尖らせるためには本質をわかっていないと尖らせられない」ということですね。能力的なスキルを含めて、仕事に取り組む姿勢や本質的なモノ作りを辿る大切さなどを教えていただいています。

赤峰 今回は7階を筆頭に、若きバイヤーたちの頑張りが随所に見られますね。

溝口 赤峰流の“味の濃さ”がフロア構成に香っていますよ。

赤峰 いやいや、溝口さんを先頭に、山名伸治店長のもと、「従来の百貨店の概念を打ち破っていこう」という心意気が伝わってきます。


執行役員の溝口博之氏
次のステージに上がるためにはどうしたらいいか?

溝口 全館ご覧いただいて、赤峰さんの感想はいかがですか?

赤峰 フロア毎に個性があって、これまでなら、「百貨店でそれはMD的になしだよ」という一種のタブーを壊そうという意志が強く感じられますね。溝口さんたちが考えている“お客様に何をどう伝えていくか”の第一歩が踏み出せたなと思います。

溝口 ありがとうございます。2011年の開業当時は、「ジェットセッター」というコンセプトのもと、丸の内や大手町のエグゼクティブなビジネスマンをターゲットにしたビジネスソリューションを中心にしたスペシャリティストアとして発進しましたが、銀座・有楽町エリアはそれからどんどんファッション化・グローバル化が進んでいます。

赤峰 確かに、東急プラザ銀座やGINZA SIX、昨年には東京ミッドタウン日比谷の開業など周辺の商環境が激変していますね。

溝口 はい、そういう変化から我々の特徴が薄れてきたことに危機感を覚えました。それで、阪急メンズ東京が「次のステージに上がるためにはどうしたらいいか?」を模索し始めました。

赤峰 溝口さんはよく、「東京はチャレンジしていく場所」とおっしゃいますね。

溝口 阪急メンズは大阪に拠点がある企業なので、東京は館(やかた)そのものがチャレンジしやすい環境にあります。館もコンパクトなので、コンセプトを凝縮してフォーカスしながら伝えやすいという利点もあります。

赤峰 それで、「次のステージ」をどう考えたのですか。

溝口 阪急メンズ東京として登場した2011年から、この館は百貨店という考え方はなかったのですが、さらに誤解を恐れずにいうと、100人の中で10人が「これは面白いな」と共感してもらえる店作りを考えました。それで、クリエイティブコンシャスな男たちをターゲットに、各階にフロアイメージを表したストーリーを設定。フロア毎にコンセプトを変えてリニューアルに取り組みました。


5階「ビスポーク サロン」でリニューアルオープン記念のスペシャツトークショーを開催した
各フロアにストーリーを表現する“へそ=場”がある

赤峰 100人のための百貨店ではなく、10人が喜ぶいわば十貨店のような考え方に大きく振ったわけですね。

溝口 そうですね。ターゲットを設定したときに、「本当にその顧客はデパートに来ているのか?」を徹底的に考えました。クリエイティビティな仕事をしている男性の働き方や生き方などライフスタイルを検証しました。

赤峰 小売店としてこの店はなぜあるのか――それは「着ること、食べること、住むこと、遊ぶこと」のお客様の暮らしの役に立つためにあるわけです。各フロアを歩いてみると、そのフロアのストーリーを表現する“へそ=場”があって、「なるほど、わかるな」と思いました。

溝口 クリエイティブコンシャスなお客様の共感や共鳴から次第に広がっていってマーケットが開拓されていく。新しいマーケットとはそういう風にできていくものだと思います。

赤峰 なるほど、阪急メンズ東京の役目が見えてきましたね。

阪急メンズ東京
東京都千代田区有楽町2丁目5-1
営業時間 11:00~20:00
TEL  03-6252-1381

「ドクトル質問箱」では、赤峰さんへの質問をお待ちしています。こちらforzastyle@kodansha.co.jpまで質問をお送りください。

ジャパン・ジャントルマンズ・ラウンジ
http://j-gentlemanslounge.com

Photo:Shimpei Suzuki
Writer:Makoto Kajii

Author profile

梶井 誠
梶井 誠
Kajii Makoto

今はなき講談社のメンズファッション雑誌『Checkmate(チェックメイト)』編集部のファッション班を経てフリーランス。セレクトショップのカタログやメンズ雑誌のファッションページの取材・原稿を担当。SKE48箱推し、フィロのス・奥津マリリ推し、ジュビロ磐田サポーター。1961年福井県出身。

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