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FASHION こじラグ

いろいろ目論み、ロンドンで清水ダイブしたエドワード・グリーンのローファー

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自分が本当にイイと思う、一流品を買い集めていたら、無類の服好きが集まっているはずの編集部内でも「買い方がおかしい」「こじらせてる」と。自分じゃ、至極普通だと思っていたのに…。ホントにこじらせているのか確認すべく、自分が買ってきた愛しい服達を紹介していく企画「こじラグ(※こじらせラグジュアリー)」を始動させます。これがお買い物の参考になるかはわかりませんが…、世の買い物ジャンキーたちを安堵させられたら本望なのです(笑)。

色に飽きたら、染めちゃえばイイじゃんってね

さて、127回めはちょっと気分を変えて、「エドワード・グリーン(Edward Green)」。スエードのローファー「ピカデリー(PICCADILLY)」の、なんとも珍しいライトグレーです。

「夏に素足で履いたらカッコ良くね」なんて目論んで、イギリス出張に訪れた際、ジャーミンストリートにある直営店舗で清水ダイブしたんですが、ありがたいことに結構お安いセール価格。この淡いグレーの使いづらそうな感じが功を奏したのか、値札見たとき「あれ? 間違えてる??」って驚くくらい安価だったんです。

しかも空港で申請すれば、免税で20%戻ってくるとか考えたら、悩む必要はナシ! あんまりやる気の感じられなかった女性店員にお願いして試着を済ませ、サクッとカードを提出。パスポートの番号やらも控えて貰って、お持ち帰りしました。

じつは今まで革靴のローファーって ほとんど買ったことがないんです。だって、ボディだけじゃなく、ワガママこじらせフットで 足のサイズが右と左で異なるから。

むかしむかし正確に測定して頂いたら、ハーフサイズとは言わないまでも0.3cmくらい右が小さく、左をジャストで履くと 右が緩い…。紐靴ならシューレースで調整したり、ブーツならインソールの調節でどうにでもなるんですが、ローファーだと無理。

左に合わせると、右がカパカパ。右に合わせると、左が鬱血。インソールなんか入れた日にゃ、かかとが浅くなって余計に脱げちゃう……。ホントは小さい右に合わせて買って、左をストレッチャーで伸ばしてもらうか、鬱血を我慢し、馴染むまで履き続けるべきなんでしょうが、そんな苦行には耐えられませんでした。

てなわけで、ちょっとヤンチャな高校時代 かかとを踏んで履いてたリーガルのローファー以来…、いやいやコレ買ってたわ。あまりに履いてないんで忘れてた(笑)。儚い。

まぁ、それでも買って帰って来ちゃうくらい安かったのが伝わりましたかね。

ちなみに、このピカデリーに関しては 頑張ってキツめをチョイス。最初に書いたように、夏場に素足で合わせたかったんですが、一度チャレンジしたら見事に皮がベロっと剥けて、痛すぎ…。安かったもんだから捨てて 裸足で帰ろうかと思ったくらいです。冗談ですが。

それで今は、薄手のホーズを履いて コツコツ馴染ませてる次第。と、購入前の目論見は、泡沫の如く消え去りましたが、こうなることは予想してましたってば。

いざとなったら、1万円程度で別色染めできますし。多少色ムラは出るかもですが、浅い色から思いっきり濃い色への染め直しならば、問題ないかと。もし、夏場以外にダークトーンのローファー履いてるのを見かけたら、優しい目で見過ごしてあげてください。

あっ、でもその前に2トーンのコンビとか試してみようかなぁ。アッパー以外を濃いグレーに染めてみたりして…。安く手に入れられると気兼ねなくいろいろと遊べるから、トレジャーハンティング的なお買い物って いつまで経っても やめられないんですよね。

はっ! だからお金貯まらないのか………。

Photo:Naoto Otsubo
Text:Ryutaro Yanaka



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