男は子供、女は異星人。年末年始ドライブで気を付けたい3つのお約束
何かと気忙しい年末ですが、皆さんのフトコロもホッコリして、様々にプランをお持ちかと思います。経営者の皆さんは支払いさえなければウッハウハでしょうが、スッパリ払いましょう。自社スタッフが高級車に乗っていれば人材不足も解消されます。
2018年を締めくくる美しいフィニッシュ。内村航平選手のような華麗な着地を決めるために、この時期だけは特に注意したいお約束を妄想しました。以下、ご参照ください。
お約束その1 【安全運転】
師走のこの時期。冬の風物詩といえば「冬の交通安全運動」です。地域により呼び方は様々ですが、皆が急げば事故も増えます。君子危うきに近寄らず。とはいえ運転しないわけにも行かず、また、ご家族が運転される場合もあるでしょう。そして、事故が多発するのが交差点です。あんな人もこんな人も交わるのですから、危険度は必然と高まります。
軽微な事故なら不幸中の幸いで済むかも知れませんが、クルマ同士なら優先順位、歩行者相手なら弱者強者の原則でクルマに安全運転の義務が生じます。
クルマ同士の場合、交差点内では直進するクルマに優先権があります。よって、事故を起こせば右折するクルマが不利な立場に。ベテランの方々には釈迦に説法ですね。
また交差点内では、車線を守らずクルマの脇をスリ抜けるオートバイや、路肩を走る自転車にご注意を。クルマ同士が譲り合いで停止していても、彼らはお構いなしに爆進してくるので目が離せません。事故になればクルマが圧倒的に不利。気を付けましょう!
ちなみに2017年の死者数ワーストランキングは、愛知・埼玉・東京・兵庫・千葉がトップ5を形勢。無論、人口に比例した部分は否めませんが注意が必要です。
お約束その2 【交通取締り】
季節ごとに行われる交通安全運動ですが、特に年末や新1年生が登下校する新年度ともなれば、街の安全・安心を守るおまわりさんも頑張らざるを得ません。
で、この時期。都市部の交通違反でもっとも注意したいのが「安全運転義務違反」です。ちょっと抽象的なので具体例を上げてみましょう。例えば交差点。それも片側複数車線あるような大きな交差点と仮定します。目の前の横断歩道には歩行者が。当然、アナタはクルマを停止させますよね。
しかし、道幅が広く歩行者が反対側から渡りかけ始めた状況ならどうでしょう? おまわりさんは交差点にいるものの、歩行者と自車の間に十分な距離があったので安全確認を行い速やかに交差点を通過した、というのがアナタの行動。さて、判定はいかに?
ピピピーッ! その瞬間、おまわりさんに停車を命じられ、違反点数2点のきっぷと反則金(車両の種類により変動)の納付書が手渡されます。で、平時ならほとんど行われないタイプの取締なのですが、キャンペーン期間中は原則を元にバンバン執行されます。
そして、安全運転上もっとも注意したいのが実は自転車です。自転車は軽車両なので本来は押して横断歩道を渡るべきですが、乗ったまま、あるいはかなりのスピードで登場することがあります。どんなに安全確認しても❝視界の外❞からやってくるのでサプライズにご注意ください。
お約束その3 【海外ドライブ】
年末年始を海外で過ごされる方も多いと思います。オープンカーで素敵なビーチをドライブ! なんて気分が上がりますよね。
で、多くの方がレンタカーをご利用なさると思いますが、まず手続きを行うカウンターで是非ともゲットしたいのが料金フリーのドライブマップ。パンフレットなどの側に必ずといっていいほど置いてあります。
カーナビは世界的に普及していますが、その多くが現地語です。使いこなすのに四苦八苦するのが落ちなので、そう遠くへ行かない限りアナログな地図が全体像も把握できて便利です。また、道を尋ねる際にも指差しでOKなので侮れません。
日本で不自由しないことが難関となるのが海外ドライブの常です。新婚旅行=海外=成田離婚なんて騒がれた時代もありますが、渡航先にもよりますが、右側通行(左ハンドル)なら自分自身が一杯一杯。日本の輸入車も多くが右ハンドルなので慣れも必要でしょう。
ただでさえ男性は女性の意図が汲み取れないことが多いと思います。そんな理解不能な時(あるいは嵐が過ぎ去るまで)、ワタシは❝異星人と交流しているんだ❞と自分にいい聞かせます。
平成最後のクリスマス、忘年会、大晦日となる2018年。しまった! とならぬよう祈ります。
Text:Seiichi Norishige
■水トク!「最前線!密着警察24時」 2018年8月15日 180815