自動車雑誌の編集者を経てモータージャーナリストへ。駆け出しの頃からサラリーマンの限界に挑戦し数々の輸入車を乗りまわす。印象深かった愛車はポルシェ911(930)、Ruf CRo
コンバージョン(964)、メルセデス・ベンツ500E、フェラーリ412、BMW6シリーズ、RG500Γ(バイク)。趣味はシガーとパイプとすし屋巡り。ジャンルを問わず酒好きだが、一定以上飲むと睡魔が襲い銘柄を失念する。1964年、北海道生まれ。
冬デートは大人の4シーターカブリオレで
早いもので2018年もいよいよ佳境。残すところ40日少々となりました・・・というワケで年末商戦は既にスタート。今回は狙い目のライフスタイルカーを考えてみます。
日頃、当コラムにお付き合いいただいている方ならご承知かと存じますが、クルマは大きなお買い物です。値引きやサービスなど相応に期待しますし、また、交渉で勝った! と気分良くハンコを押したいもの。
で、ワタシの推奨する戦略は❝究極の見込み客❞になる! というもの。そのステップは、①Web上でカタログ請求、②新型車の発表展示会や大商談会など地元ディーラーへの顔出し、③お茶をいただきながら粗品片手に軽く条件を聞いてみる!というモノ。
そして、そんな行動の末に届くのがDMです。とてもアナログですが、メーカー発信よりディーラー発信。「DM持参で・・・」などなど、財布に優しい条件が提示されることが多いのです。とはいえ、❝来年でもいいかな~❞というスタンスも大切。
さて、こんな冬の寒い時期だからこそ狙いたいのがオープンカーです。その理由は売れ行きが鈍るから。この傾向は中古車市場の方がより顕著ですが、暑すぎても寒すぎても屋根を閉めて走りたくなるのが人の心理。
オープンカーと聞くと多くの方が❝気持ちよさそうでいいな~❞と思っても、なかなか購入に踏み切れないものです。目立つとハズカシイとか実用性がイマイチとか、その理由は様々。しかし、興味があるなら一度乗ってみましょう。コレほど日常が変わるクルマはありませんので。
仕事柄ちょいちょいクルマ選びを相談されますが、結論がなかなか出ない人に限ってそのすべてが言い訳です。「終電なくなった~❤ 」とかカワイイ言い訳なら何度でも聞きますけど、後ろ向きの人生に付き合う時間はありません。
今回狙うのは2+2シーターの4人乗りオープンカーです。なぜかと問われれば、後席2名分のスペースはラゲッジスペースとして便利ですし、また、見た目が狭そうなイメージは❝余分な人を乗せない❞断りモンクになります(笑)。
早速スタートしましょう。まず、ドイツ御三家から。
1台目はメルセデス・ベンツCクラスです。グレードもAMGを除けば「C180カブリオレスポーツ」しかありません。日本発表は2018年7月と最新型で、エンジンは最高出力156psの1.6リッター直4ターボ搭載。
ややもすると嫌味なブランド力もCクラスなら薄れますし、乗ればコンパクトクラスにはない上質な乗り心地です。優雅なオープンエアドライブを満喫しましょう。価格は627万円。
メルセデス・ベンツ日本
0120-190-610(メルセデス・コール)
2台目はBMW2シリーズです。グレードは「220iカブリオレ・ラグジュアリー&Mスポーツ」の2択。価格は前車が613万円で後車が633万円。エンジンは最高出力184psの2リッター直4ターボで共通です。
BMWの4人乗りカブリオレには上級モデルの4シリーズもありますが、コチラは952万円と価格レンジが上がってしまいます。モデル毎に大きくなる3&4シリーズにはない2シリーズは今やこのクラスのベンチマーク。FRスポーツの醍醐味を味わってください。
BMW
0120-269-437(BMWカスタマー・インタラクション・センター)
3台目はアウディから「A5カブリオレ」です。現在、同社のラインナップのなかで唯一かつ最上級の4人乗りオープンカーがこのモデル。ちなみにTTロードスターは2人乗りです。
エンジンは最高出力252psの2リッター直4ターボ。駆動方式はアウディの代名詞、4輪駆動のクワトロなので安定感は抜群。濃厚なアウディを楽しみましょう。価格は765万円。
アウディジャパン
0120-598-106(アウディ コミュニケーションセンター)
4台目はいわずと知れたMINIの「コンバーチブル」です。今回ご紹介するモデルのなかで一番ウケがいいかもしれません。
現在のMINIは、3ドア、5ドア、コンバーチブルと、2018年5月にパワートレインを刷新した最新型です。最高出力136psの1.5リッター直3ターボを搭載した「クーパー」なら373万円から楽しめます。無論、2リッター直4ターボを搭載した「クーパーS」、「ジョン・クーパーワークス」もラインアンプ。
最大の特徴はフルオープンの他に、タルガトップのように頭上だけ開閉できるメカニズム。トランクや後席は少々狭いのですが、パリピからデキるオトコまで、オーナーのキャラクターを選ばない魅力は絶大。動物系女子に対する最強の武器となること間違いなし(大虎を除く)。
MINI
0120-3298-14(MINI カスタマー・インタラクション・センター)
5台目はちょっと勇気が必要かも知れないアメリカ車、シボレーの「カマロ・コンバーチブル」です。オーナー様の推奨ファッションはアメカジではなく、TPOをわきまえたジャケパンスタイル。伊達メガネでインテリな雰囲気を醸し出せればなおOKな感じです。つまり、ギャップ萌えに活用したいモデル。
搭載されるエンジンは最高出力275psの2リッター直4ターボ。マッスル系爆音とは程遠く、かつてのガスイーターなイメージはありません。ドイツ車にはない開放感は随一でしょう。
また、今回登場するモデルで唯一の左ハンドル車(ウインカーレバーも左)。なので、右手はフリー状態に。手繋ぎドライブでホンワカしましょう。ただし、交通状況には気を付けてね。価格は602万6400円。
GMジャパン
0120-711-276(GMジャパン・カスタマーセンター)
ストイックなモデルが多い2シーターに対し、4シーターオープンの魅力はゆったりとした時を過ごすという時間の使い方にあります。その点、911カブリオレは究極の合わせ技なのですが、属するジャンルと価格帯から今回は見送りました。ご容赦ください。

メルセデス・ベンツCクラス















Text:Seiichi Norishige
■Mercedes-Benz C-Class Cabriolet (2018): Never Stop Improving
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