優勝者はミラノで開かれるアジア決勝戦へ!
365日酔いしれています故、FORZAお酒担当(と勝手に自称している)makikoです。特にカクテルとワインには目がなく、夜な夜なバーをハシゴして舌と目の鍛錬をしているわけでございます。
そんなmakikoを知ってか知らずか……イタリア・ミラノで生まれたハーブリキュール、カンパリがアジア初のカクテルコンペティションの日本大会を開催、そのパーティにご招待いただいて先日行って参りました。
六本木ヒルズクラブで行われたパーティは、カンパリレッドで彩られ華やかそのもの。歴代の広告アートなども展示されていました。
バーコーナーでは、カンパリソーダとネグローニが振る舞われていたので早速飲み比べてみることに♡
まずはカンパリソーダをゴクゴク。
「ん、ん〜♡ 甘美でありながらほろ苦いカンパリが、はじける炭酸とともに喉を滑り降りていく。秋晴れの空の下、ピクニックデートで飲みたい爽やかな一杯」といった感じにスルスル飲めてしまいます。
そよ風のような爽快なカンパリソーダでのどを潤したあとは、ネグローニをシップ。
「琥珀色に艶めくネグローニ──そう……こんな六本木の夜景がピッタリの官能的な風味と味わい。これから始まる二人の夜に期待を込めていただきたい、大人なカクテルだわ♡」
なんて一人妄想にふけっているうちにパーティがスタート。日本全国から勝ち抜いた7人のファイナリストたちが、カンパリを使ったオリジナルカクテルを来場者に振る舞います。
今回のアジア大会、日本コンペティションでは、書類と動画選考にて選抜された7名のファイナリストが、7分のオリジナルカクテル制作と英語でのプレゼンテーションを実施、カクテルデザイン、ストーリー、ヴィジュアルなど5つの項目の総合得点によって順位が決定されるとのこと。
本パーティのフィナーレで優勝者が発表されるのです。そんなハイレベルな7名のカクテル全てをテイスティングできるとあって、期待もマックス!
それぞれの技術やカクテルコンセプトを見聞できるのも本当に貴重な機会ですよね。一通りテイスティングしたあとは、いよいよ優勝者の発表です。
見事、初代日本チャンピオンに輝いたのは「Luna Rossa」(赤い月)というカクテルを披露した小川尚人氏(32歳「BAR Elixir de Longue Vie」@神戸)。赤い月を見ると幸せになれる、というおばあさまのお話をヒントに、カンパリの赤と掛け合わせて編み出したのだそう。
生クリームの脂肪分がカンパリの苦味をマイルドにし、さらに、ピンクペッパーがパンチを加えた、まとまりのあるバランスの良い仕上がりでした。
今回優勝された小川尚人氏は、2019年1月にミラノで開催予定のアジア大会への出場資格の他、
2019年CAMPARIアンバサダーとして、ゲストバーテンディングやセミナーなど、たくさんの活躍の場が用意されているそうです。
すかさずmakikoも「おめでとうございます!」とにじり寄りながらちゃっかり一緒に写真を撮っていただきました。
カクテルとは、一杯の中にストーリーがあり、さらにその一杯が人を癒し、幸せにする……そんなことを改めて思い知り、カクテルの奥深さに酔いしれたひと時でした。
それにしてもミラノでアジアファイナルだなんて羨ましいわぁ〜♡
「小川さんがミラノでアジアチャンピオンになれますように!」次回赤い月がでたときには、そう、月に願いを込めてみようと思ったmakikoなのでした。
text, photo: makiko
問い合わせ:CAMPARI JAPAN