注意すべき点
①女性の警戒心
最初に記した通り、女性は男性よりも「接触」に対する抵抗感が強めです。ですので、男性側は恋愛や性欲抜きで「仲良くなりたい」と考えていたとしても、そして最初は女性からも好感度が高かったとしても！ ボディタッチを繰り返すことで「べたべた触ってくる嫌な人」に格下げされてしまうことがあります。タイミングを見計らって、ここぞという時だけに控えてくださいね。
②パーソナルスペース
人間にはパーソナルスペースというものが存在します。そして、パーソナルスペースは男女で違うと言われています。男女ともに言えることですが、自分の感覚でぐいぐい行っては逆効果になってしまうかもしれませんよ。
参考記事：パーソナルスペースを学べ！ 男女で広さは違うんです。
効果的なボディタッチの方法
ボディタッチをする側の心理を学んだところで、次は「どうボディタッチすればいいのか」についてお教えします。ボディタッチが効果的なのはわかったけど、実際にできる度胸は持ち合わせていない！というシャイなジャパニーズは必見。
①下心が出ないように
「この人体目当てなんだわ」「こいつ、ビッチなのでは……」と思われたらどうしても好感度が下がってしまうもの。いくら下心アリアリの状態だからといって、それは隠しておくに越したことはありません。具体的には、好きな人にしかしない／慣れないうちは肩や背中から始める／感情が高ぶったときに（ハイタッチなど）／触るのは一瞬だけ……などが挙げられます。
②会話中にさりげなく
会話中の流れでできるボディタッチはたくさんあります。髪についたゴミをとってあげる／「俺（私）って手冷たくない？」などの誘導／手相を見る／手を使った心理テスト（※）／ツッコミで肩や背中を叩く……などですね。あくまで会話の一環としてボディタッチを織り交ぜることで、ハードルが低くなるはずです。ボディタッチはするよりさせろ！という言葉もありますし、うまく誘導すればさりげなく意識させることができそうですね。
※心理テストですが、「爪を見せて」と言ったときに手の甲を広げて見せるか手のひら側から見せるかでSM度がわかる、などなど調べてみると面白そうな心理テストがたくさん。飲み会で盛り上がるためや会話のつなぎにも使えてボディタッチもできる一石二鳥な方法なので、試してみてはいかがでしょうか？
③エスコート
ちょっと慣れてきた男性向けですが、レディファーストを徹底し、ボディタッチをしつつ紳士的に見られるという方法もあります。例えば店に着いたとき、上着を脱ぐのを手伝ってあげる／車に乗るとき、ドアを開けて女性を待つ／段差などで手を貸してあげる……などなど。やりすぎると訝しまれますが、うまくいけば自然に腰に手を回したりといったことが可能です。
間接的なボディタッチ
最後に、間接的なボディタッチについて。といっても、間接的なボディタッチって何？とお思いの方がほとんどでしょう。
「間接的」というのは、モノを使ってという意味です。例えば、上着をハンガーにかけてあげる／飲み会でお皿を手渡す／よく使っているボールペンを借りる……といった感じに。
「え？ こんなことで？」……そうなんです。モノには共有意識というものがあり、同じモノを使うことで連帯感が生まれるのです。恋愛にすぐさま直結するかと言われればNOですが、じわじわと距離を詰めるぶんには十分有効と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか？ ボディタッチに絶対的な正解はありません。パーソナルスペースは個人で違うものですし、性格によってどうしても合わないところが出てくる場合もあると思います。
しかし、ボディタッチは恋愛を一歩前進させることができる魔法のようなもので、上手に駆け引きに使えば胸キュン必至です。ぜひ本記事で紹介したボディタッチ術を使って、お相手の心を掴んでくださいね！
Text：K.S
Photo：Getty Images
