いまも受け継がれるジーンズへのこだわり
第93回目は、ブルーブルーのGジャンです。
1972年にオープンし、1979年から現在の代官山で店を構え続けているハリウッド ランチ マーケット。日本にアメカジカルチャーを広めた先駆者であり、セレクトショップの草分けとして知られる、いわば名店ですね。生粋のアメカジ好きなら、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。
そんな同ショップの魅力を語る上で欠かせないのがオリジナルアイテム。オリジナルアイテムの製作はバンダナから始まり、80年代にデニムのインディゴブルーを表現するブランドとして誕生したのが「ブルーブルー」です。ジーンズから歴史をスタートさせたブルーブルー、今ではトータルブランドとして成長。中目黒の旗艦店のほか全国に10店舗を展開し、11/23には「ブルーブルー センダイ」がオープン予定と、ますます目が離せません。
今回紹介するGジャンは、そんな同ブランドで定番展開され続けているモデルの最新版です。理想のヴィンテージデニムの風合いや色を再現すべく、糸はもちろん、染料からオリジナルで開発したセルビッジデニム。Gジャンのオーソドックスを踏襲しながらも、時代に合わせてサイジングを微妙にアップデートしながら展開し続けています。
最新作では、現代的な細身に、そして着丈もやや長くしています。といっても、オリジンへのリスペクトは忘れず、極端なモダナイズとは一線を画しますけどね。
昨今のデニム人気をきっかけに、しばらくイタリアファッションに身を包んでいたという人も、何周か回って再び土くさいアメカジが気になるという人も多いはず。そんな時は代官山へ。帰る場所があるって、いいですよね。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
ハリウッド ランチ マーケット
03-3463-5668
http://www.hrm.co.jp/