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整理整頓できないあなたに、絶対片付けられる方法を伝授!

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このやり方なら誰でもできると保証します

いつも使っている会社のデスク、仕事から帰ってくつろぐリビング、ぐっすり眠ってリフレッシュする寝室……。ちょっと待った! そこ、きちんと整理整頓されていますか?

「整理整頓しなくては」と思いつつ、モノがあふれてなかなか手がつけられずにいるうちに、さらに散らかってしまってもはや為す術もない……。そんなあなたの部屋でも必ず片付いた状態をキープできる方法があるとしたら、試してみたくありませんか?

ここでは、整理整頓が苦手な人にこそ知ってほしい、片付け方の秘訣をお教えします!

目次

■整理整頓の本当の意味

■整理整頓できない人の特徴


 ①モノへの執着心が強い

 ②流行と特売品が好き

 ③何事も後回しにしがち

■整理整頓をはじめよう


 ①目的の設定を明確に

 ②一気にやる必要はない

 ③全部出して中身を分別

 ④思い切って断捨離

 ⑤見つけやすく戻しやすい配置

■片付いたままキープする方法


 ①出しっぱなしの習慣を断ち切る

 ②洋服を選ぶ時のポイント

 ③量より質でモノを選ぶ

 ④思い出の品はデータ管理

 ⑤整頓ルールはシンプルに

■整理整頓された空間で効率的に

整理整頓の本当の意味

そもそも「整理整頓」という言葉ですが、きちんと意味を理解して使えていますか? ひとまとまりで言うことが多い言葉ですが、「整理」と「整頓」にはそれぞれの意味があります。

「整理」というのは、「これは必要」「これはもう使えない」など、いるものといらないものをしっかり区別し、不要なものは処分することです。そして「整頓」は、モノがぐちゃぐちゃに散らかった状態から、きちんと秩序に沿って収納・配置された状態にすることです。

「整理整頓」とはよく言っても、「整頓整理」とは言いませんよね。いらないものを手放して必要なものだけを残してから、それを使いやすくきれいに並べるという順番のほうが、やりやすく効率的です。そういう理に適った語順になっている言葉だったということなんですね。

整理整頓できない人の特徴

整理整頓が苦手な人にありがちな特徴を見てみましょう。当てはまったあなたは要注意です!

①モノへの執着心が強い

本当は必要のないものでも、「まだ使えるから」「人からもらったし……」「持っていて損はない」などと言い訳して、なかなか捨てられないタイプ。こういう人は、整理整頓の「整理」が苦手です。身の回りにモノがあふれかえり、その結果自分が今何を持っているのかも把握しきれず、どこに何があるかもわからない状態になってしまうのです。

②流行と特売品が好き

最先端のファッションなどに敏感で、毎シーズン流行っているものをついつい買ってしまう人は、どんどんモノが増えていきます。また、セールやバーゲンなどのお得感につられていらないものまで買った経験が何度かあるという人も、クローゼットや戸棚がパンパンになってしまう傾向があります。このタイプの人も「整理」ができず、しかも買っただけで満足してしまうこともあるため、本当に必要なのか考えてから買うクセをつけたいところです。

③何事も後回しにしがち

やらなければならないことを、「あとでやろう」「明日やろう」「締切までには……」なんて後回しにしてしまうクセがあるタイプの人は、整理整頓の「整頓」もおろそかになりがち。使ったものを元の場所に戻すのが億劫になってついそのまま出しっぱなしにしてしまったり、必要な書類ともういらない書類をごちゃ混ぜにしてファイルに入れたままにしてしまったりします。いつか整頓しなきゃと思っていても、それも後回しにして結局やらないままになるのです。

整理整頓をはじめよう

整理整頓したいけど、どこからどうやって片付ければいいかわからない……。そんな人もこの順番で整理整頓していけば、絶対に見違えるような空間を手に入れられるはずですよ!

①目的の設定を明確に

きちんと整理整頓をやり遂げるためには、なぜ片付けるのかというゴールをはっきり見据えなければなりません。なくしものを探す時間を減らして仕事の効率化を図るため、気になるあの人を家に招くためなど、理由は何でもかまいません。整理整頓それ自体が目標だと、途中で挫折してしまうこともしばしば。しかし整理整頓する理由が別にあれば、最後まで続けることができるのです。

②一気にやる必要はない

よく、「家じゅうの整理整頓を全部今日1日で終わらせるぞ!」なんて意気込む人がいます。しかしそれでは、途中で疲れて投げ出したり、つい別のことをやり始めてしまったりして、うまくいかないことがほとんど。それよりも、1日10分前後という短い時間で「今日はこの引き出し」「明日はこの本棚」というように、少しずつやっていくほうが負担が少なく済みます。

何日もかかって大変そうだと思うかもしれませんが、1日で終わらせようとして結局永遠に終わらないのと比べれば、こちらのほうが早く終わります。毎日やる習慣が身に付くことで、ひとつひとつの箇所を楽に整理整頓できるようになっていくのです。

③全部出して中身を分別

さあ、いよいよ実際に整理整頓に入っていきましょう。まずは、整理整頓したい場所にあるモノをすべて別の場所に取り出してください。それからいるものといらないものを分別していきます。

引き出しや棚の中にある状態でいらないものだけ選び出そうとするより、いったん全部出してしまうほうが、どれだけの量のモノがしまわれていたか把握でき、見落とさずに比較してひとつひとつ分けていくことができるので簡単・正確・スピーディなのです。

分別するとき、ひとつひとつゆっくり必要かどうか考えていくと、時間がかかる上に途中で嫌になってきてしまいます。まずは基準を決めておくことが大切です。仕事関連のものならこの1ヶ月以内に使ったかどうか、洋服なら昨シーズンに着たか着ていないか、本やCDなら買った当初以降に見返したかどうか……などの基準で振り分けていきましょう。

④思い切って断捨離

必要なものとそうでないものを分けたら、次は処分の段階へ進みます。いるかいらないかすぐに判断できないものは、「保留」用の場所を作ってそこに移動させます。いらないものの中でまだ使えるのにもったいないなと思うものは、寄付やリサイクルに持って行ったり、フリマアプリや中古用品店で売ったり、身近な人にあげたりしましょう。もらい手のいない不要なものは、壊れていなくても潔く処分してしまいましょう。

判断に迷いがちなもののひとつが、人からプレゼントでもらったなどの贈答品。せっかくの好意でもらったものを捨てたり人にあげたりするのは、罪悪感を抱いてしまいますよね。しかし、使わないものをずっと邪魔だと思いながら引き出しの奥に眠らせておくほうが、贈ってくれた人にもそのモノ自体にも失礼です。プレゼントは気持ちを贈るものなので、それを受け取った瞬間にその役割は果たしています。いらないものをもらったら、贈ってくれた人の気持ちだけいただいて実物は処分しましょう。

⑤見つけやすく戻しやすい配置

必要なものだけが手元に残った状態になったら、いよいよラストの整頓の段階に進みます。さっきしまわれていた場所に戻す場合、よく使うものを手前に、あまり使わないものを奥に収納します。また、仕切りなどをうまく使って立てる収納にするなど、一目見ただけでどこに何があるか全体の配置がつかめるようにしましょう。

それだけではなく、その場所より使い勝手がいい収納場所がある場合はそこに移動させてみます。たとえば、寝室で読書をするのに本はリビングに置いてある場合、寝室に本棚を移動させるといった要領です。

書類などを整理する場合は、年代順や役割別など自分の必要に応じたラベル分けをしてファイリングします。自分以外の人が見ても、必要な書類を見つけたり戻したりできるような秩序ある並べ方にするのが目標です。

モノがぎゅうぎゅう詰めになっていると、出して使ったり片付けたりするのが億劫になりがちなだけでなく、モノが傷む原因にもなります。ある程度余裕を持たせて収納しましょう。

片付いたままキープする方法

きちんと整理整頓できたのにいつの間にかまた以前の散らかった部屋に戻ってしまっては、せっかくの苦労が水の泡ですよね。少しの工夫と心がけさえできれば、いつまでも整理整頓した直後の状態をキープさせられるようになります。

①出しっぱなしの習慣を断ち切る

きちんとモノの場所を秩序立てて決めたら、その「モノのアドレス」をきちんと守ってあげるようにしましょう。つまり、モノを取り出して使い終わったら、必ずすぐにその場所に戻すようにするということです。出しっぱなしにするクセはなくし、使うたびに元通りの状態にすることを習慣づけるのです。いくつものモノを出しっぱなしにしてしまうとまとめて片付けるのが面倒に感じてしまいますが、1回1回しまうようにしていれば、片付けはそれほど大変ではありません。

②洋服を選ぶ時のポイント

どんどん増えていくのに捨てることは少ないのが洋服です。洋服はかさばるので、収納スペースの多くを割かなければなりません。それは裏を返せば、洋服を少しでも減らすことができればかなりの空間を確保できるということです。

まず、洋服を買うときには必要なアイテムをしっかり考えてから店に行くようにします。人の好みは偏るものなので、店でいいなと思ったアイテムはたいてい手持ちのアイテムと似たり寄ったり。無駄な買い物をしないためにも、計画的なショッピングをしましょう。

それから、「安い」という理由で服を買うのは厳禁。定価より値引きされていたり、もともとの値段が低価格だったりすると、「この値段なら買っちゃおうかな」と思ってしまいます。しかし、値段を理由に買ったアイテムは実はそこまで気に入っておらず、いつしかタンスの肥やしになってしまうことも多いのではないでしょうか? その値段ではなくても本当に欲しいかどうか、考えてみましょう。

買った後も、自分のワードローブを定期的に見直すことが大切です。買ったときはよかったのに今はあまりピンとこないアイテムはありませんか? 好きじゃなくなった服は役目を果たしたと考えましょう。太って履けなくなったズボンを、痩せたら履こうと思っていませんか? 本当に痩せられたとして、そのときの自分に似合う新しいものを買った方がいいはずです。流行遅れになったアイテムを、ブームが再燃するまでとっておくつもりですか? そのときはまた新しい型が生み出されるので、永遠にその出番は来ません。

③量より質でモノを選ぶ

ファッションアイテムやインテリア、日用雑貨などの長く使うものは、同じ値段を払うなら安物をいくつも買うのではなく、高級でいいものをひとつ買うようにしてください。モノが大量に増えてまた整理整頓しなければいけなくなるのを防ぐとともに、スマートで素敵な大人になることができます。

④思い出の品はデータ管理

もう使うことはないけれど、ずっと捨てられずにいる思い出の品。世界にひとつしかない、もう二度と手に入らないものを処分するのは、なかなか踏ん切りがつかないですよね。愛するわが子の算数のテストや折り紙で折った鶴まで保管している人も多いかもしれません。

そんなときは、スマホで写真に撮ってから処分してみてください。使わずに見返すだけでよいのなら、画像データで十分です。もちろんすべて捨てるのではなく、たとえばお菓子の箱ひとつに納まる分だけはとっておくなど、思い出の量を自分で決めておきましょう。

⑤整頓ルールはシンプルに

整頓のためにモノを分類して収納場所を決めるとき、あまりに複雑な分類にするとすぐに面倒くさくなって継続できません。細かく分けすぎず、3つか4つ程度のタイプ分けにとどめておきましょう。整理整頓に慣れてきて、もっと分けた方が便利だなと感じるようになったら、7つくらいまではラベルを増やしてもいいかもしれません。

まとめ

ドイツには、「人生の半分は整理整頓」ということわざがあるのだそう。ドイツ人はきっちりしていて規律に厳しく、キレイ好きで几帳面な国民性があります。そのため、モノはもちろん人間関係や時間の管理など、身の回りのすべてを「整理整頓」するようにしつけられるのです。

日本人の我々も、きちんと整理整頓ができればやる気や集中力が上がったり、必要なものをすぐに見つけられたりと、作業効率が高まりそうですよね。そこのあなたも、整理整頓をしっかりしてデキる人に生まれ変わりましょう!

Photo:Getty Images
Text:N.M



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