90年代リバイバルの今こそ、改めて手にしたい!
第45回は、L.L.ビーンのボート・アンド・トート・バッグです。

ラージサイズ[H38×W43×D19cm]各7900円(税抜)/L.L.ビーン(L.L.ビーン カスタマーサービスセンター)
ファッションに興味がある人、いや、ファッションに興味がない人でも「L.L.ビーン」は聞いたことがあるでしょう。そう、誰もが知っているブランドとは、まさにこういうブランドのことを言います。しかし、ブランド名の“L.L.”が何の略なのかを知っている人は意外と少ないはず。
“L.L.ビーン”とは、レオン・レオンウッド・ビーンの略で、創立者の名前。ブランド設立は1912年で、100年以上の歴史を誇るまさに老舗ブランド。ハンターのための防水ブーツを作ったことがブランドの始まりで、失敗を重ねながらも改良を繰り返し、多くのハンターに愛用されるようになりました。その後、フィールドコートやダッフルバッグなど多くの商品が人気となり、ウエア、ブーツ、バッグ、アクセサリーなど様々なアイテムを展開するトータルブランドへと成長。
日本では、80〜90年代のアメカジブームでL.L.ビーンの名が一気に広まったと言えるだろう。そして現在の90年代リバイバルで、またL.L.ビーンが注目されています。中でも同ブランドの鉄板定番アイテムといえば、こちらのボート・アンド・トート・バッグ。
24オンスの丈夫なキャンバス地と、シンプルで美しいデザインが人気で、1944年の発売以来、米国メイン州の自社工場でひとつひとつ手作りされ、70年以上もロングセラーを誇っています。2017年には、グッドデザインのロングライフデザイン賞を受賞するほど。カラバリやサイズも豊富に展開されており、普段使いやアウトドアなど、様々なシーンで活躍するのも魅力。まさにキャンバストートの王道と言えます!

7900円(税抜)/L.L.ビーン(L.L.ビーン カスタマーサービスセンター)
高級感のあるフルグレイン・レザーのハンドルを使用した、オープントップの「レザー・ハンドル・ボート・アンド・トートⅡ」。ベースとなるボディは、定番と同じく24オンスのキャンバス地を採用。こちらはミディアムでサイズはH30×W33×D15cm。ハンドルの長さは約19cm。

2万1000円(税抜)/L.L.ビーン(L.L.ビーン カスタマーサービスセンター)
ボート・アンド・トートと並ぶ、L.L.ビーンの鉄板定番といえば「ビーン・ブーツ」。アッパーには雨や雪をはじくフルグレイン・レザー、ボトムにはフィット感の良い精巧な足型を採用。チェーン・パターンの溝が入った丈夫なゴム製のボトムは、グリップ力に優れドライで快適な履き心地を約束してくれます。
90年代リバイバルで、当時流行っていたブランドが注目される昨今。その筆頭であるL.L.ビーンのキャンバストートを久々に使ってみるのも良いでしょう。当時とは違う魅力に改めて気付かされるはずです!
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Tomomi Nishihara
【問い合わせ】
L.L.ビーン カスタマーサービスセンター
☎0422-79-9131
http://www.llbean.co.jp