『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は春デートに最適なダブルジャケットの選び方と着こなしについて学びたいと思います。
LESSON203 春のネイビーダブルジャケットの選択と着こなし方
ここ数シーズン、英国調の流行に伴い40男の定番アイテムとなっているのが、ダブルジャケット。着用するだけで、貫禄あるスタイルを時短で手に入れられる魅力的なジャケットとあって、ビジネスシーンだけにとどまらず、デートや会食などプライベートで着る人が急増中です。そこで今回は、春デートに最適なダブルジャケットの選び方と、その着こなし方法についてモデルのデヴィッド・ガンディから学びたいと思います。
まず、春の季節に合わせた素材選びが重要です。デヴィッド・ガンディが着こなしているのはデニム素材。ウール地ではなくコットン素材を選ぶことで、春らしさが出てカジュアル度もアップします。フロントのポケットの仕様もフラップよりもパッチポケットを選ぶのが◎。フロントボタンは間隔が狭いものを選び、ボタンを閉めて着こなすことで、シングルのような細身のシルエットをキープし、ボディラインを美しく見せることができます。
貫禄のあるダブルジャケットを軽快に見せるために、インナーはシンプルなTシャツ一枚だけでOK。ジャケットと同色で合わせれば見た目がスッキリとまとまります。色っぽさを出すなら、肌の露出度を高めるために深めのUネックを選ぶのがベスト。抜け感も出てダブルの威圧感も薄まるので女性からの第一印象も上がるはずです。気温が上がれば、白Tに変えるのもアリですね。
さらに好感度を上げるなら、胸もとに春らしい薄茶のリネンチーフをひと差し。ジャケットの色と組み合わせることで、イタリア男の十八番、アズーロ・エ・マローネ(青と茶)に仕上げるのがもうひとつの狙いです。髪はスッキリとデコ出しすることで清潔感もアップします。
春夏はインナー含め薄着になるので、デヴィッド・ガンディのように胸筋や肩周りをしっかりと鍛えることが、ダブルジャケットをヘルシー&セクシーに着こなすための近道であり、鉄則ですね。春のお洒落に向けて筋トレも続けましょう!
Photo:Gettyimages
Text:Satoshi Nakamoto
【デヴィッド・ガンディのように装うならこんなアイテムがオススメ】
アイリッシュリネンを使用したDe Petrillo(デ ペトリロ)のダブルブレストスーツはカリッとした生地のタッチを活かすべくハーフキャンバス仕立てのNAPOLIを採用し、ラペルデザインは滑らかで色気のあるカーブを持つSORRENTOをチョイスしました。
three dots(スリードッツ)のロングセラーアイテムであるほんのり深Vネックのカットソーは、ネックの開きが絶妙過ぎると評判のナイスな一着です。狭すぎても色気がなく、深すぎても品が無いというVネックを絶妙なバランスで整えているところがこちらの最大の特徴。着るだけで男前度が一枚増すという噂です。
透けるほどに薄手ながら、しっかりとしたハリとコシをもったこちらのチーフは、フランスの名門「SIMONNOT GODARD(シモノ ゴダール)」の逸品です。イギリスやイタリアとは異なる、メイド・イン・フランスならではの発色はとてもシック。丁寧に巻かれたハンドヘムの仕上がり具合も非常に美しく、確かな品質を感じさせます。