ポイントは「同じコミュニティに属さない人」
去りゆく夏を惜しむより、来る秋に心を奪われる今日この頃。御機嫌よう、恋愛中毒JAZZシンガー「ぺぺ」ことRIKAPEPEです。
JAZZというのは、男女にまつわる恋愛のストーリーがほとんど。男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶して参りました。この連載では、ぺぺが毎回読者の皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のユルっとした恋愛アドバイスと共に、ちょっと元気が出るJAZZナンバーをご紹介してまいります。
さて、今回のイケナイ読者からの5回目のご相談は
「1年に4人の女性と付き合い別れました。結婚というものに希望が持てません」という35歳の男性からのお悩みにお答えします。うむ、今回もなかなかパンチが効いておりますね。では、さっそくお便り拝見いたしましょう。
ペペ先生。いつも楽しく拝見しております。
僕は若くからベンチャーで企業し、仕事で抱えるストレスは計り知れなく、気絶しそうな毎日を送っています。もういい年齢ですし、仕事も忙しいから恋愛ではなく結婚をして生活を安定させたいと思っています。それなのに、なぜか毎回女性との付き合いが長続きしません。前の彼女とは1年以上付き合って、結婚も考えていたのですが、彼女が僕の女性関係を疑うようになってしまい、最後の頃はケンカが絶えない状態で別れました。 それ以降、真剣な交際や「結婚」というものにあまり希望が持てません。ぺぺさんどうすれば、、、
(自営業 35歳 マーシーさん)
マーシーさん、それはお疲れさまでしたね。一休みしましょうか。
経営者は不安定で孤独ですものね。社員を食べさせなくちゃいけないし、投資家からのプレッシャーも尋常ではありません。きっと寝ているとき以外は事業のことを考えていますよね。それ故に、女性の温かさを刹那的に求めてしまうお気持ちもお察しいたしますよ。(すいません、女性問題があった提で話を進めております。笑)

男女のあれこれは、巡り合わせもありますからね。今までが駄目だからといって、次が駄目なことはありませんよ。まだピッタリのお相手に出逢ってないだけかもしれません。
一つ、ぺぺからのアドバイスとしては、次は「仕事を忘れさせてくれる女性」とお付き合いしてみてはどうかしら? 今まで、どの様な女性とお付き合いされてきたかは存じ上げませんが、同業者や同じグループのバリキャリの女性経営者ではなく、「自分の仕事のことなんて興味なさそうな人」を選んでみてはいかがですか。
よく有りがちなのが、同じグループ内で友人公認の元に交際をスタートさせて、別れた後のコミュニティに顔を出すのが気まずいというやつです。次にお付き合いするならば、人間関係も共通の知人が少なくて、「同じコミュニティに属さない人」がいいかもしれません。

大事なのは、お互い共通点がなくとも、一緒に居て癒されたり安心できたり、ふとした会話が楽しかったりできることです。自然と仕事の事を忘れさせてくれる女性がいいのかもしれません。美人って世界中に山ほどいまーーーす。簡単にセックスできる相手もいますよね。でも、心から「信頼」ができて、隣でぐっすりと眠れる相手というのは案外少ないものですから。
もし、次にステキなお相手に出逢えたのならば、ひとまず「結婚」という二文字は置いておいて、まずはきちんと1人の女性と向き合ってみるのがいいと思います。お互いの関係性が煮詰まっていないのに、結婚を無理に急ぐのはナンセンスですよ。まずは、2人だけの時を丁寧に重ねていきましょう。
マーシーさんも30代も後半に差し掛かり、40代は心の持ち方と生き方が顔つきに現れます。今回のご相談を機に、豊かな人生を共に歩めるパートナーを見つけてみてはいかがでしょうか?マーシーさんがスマートな40代(スマフォー)のお手本になっていただける大変身!心よりお祈り申し上げます。
さて、今回ご紹介するナンバーは、『LOVE IS A MANY SPLENDORED THING(恋は素晴らしいもの)』です。1955年映画『慕情』の主題歌として有名になりました。香港を見下ろすヴィクトリア・ピークの映像が印象的ですね。この丘に立って恋人たちがキスをするんですよ。曲を聴きながらロマンチックな気分に浸っていただけましたら嬉しいです。では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー。
■おすすめのJAZZソング
LOVE IS A MANY SPLENDORED THING
1955(Paul Francis Webster / Sammy Fain)
【和訳】
愛とは色とりどりの輝きに満ちているもの。早春だけに咲く四月のバラのようね。人生に生きる意味を与える摂理、人を王たるものにする黄金の宝冠。かつては風吹く高き丘に登りし二人は朝靄の中、恋人たちは口づけをして時間を止めた。あなたの指が私の寡黙な魂に触れ、私の心に歌うことを教えてくれた。真の愛とは色とりどりの輝きに満ちているもの。
Photo:Yoshihiro Kamiya
Text:RIKAPEPE
Edit:栗P

RIKAPEPE(リカペペ)
ジャズ歌手/文筆家
カワイイが正義である現代に於いて忘れられがちな『色気』を再考し、往年女優が映画の中で歌い演じていた歌唱スタイルを現在の感覚で表現している。ジャズに魅せられたのは、音楽性というよりもスタンダードソングの歌詞と自身の恋愛観とシンクロニシティから。そこに若者が流行歌を歌うのとなんら変わらない意味を見つけ、ジャズを歌い始める。また音楽に加え、大学で学んだ女性の生き方と共に変容する服飾史や、自己の恋愛遍歴を活かしたユニークな執筆活動もおこなう。現在は、自己のバンド、宣伝音楽のレコーディング、オーダーメイドスーツブランド「SUITBAR」と協力した衣装デザインなど多岐に渡る活動を展開している。
【HP】
rikapepe.jp
【instagram】
https://www.instagram.com/rikapepe/
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