『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、コロニアルカラーのスーツを涼しく見せるコーディネートについて学びたいと思います。
LESSON 148 デヴィッド・ベッカムに学ぶコロニアルカラーのスーツを涼しく見せるテクニック
デヴィッド・ベッカムのこのスーツ姿、どこかで見たことがあると思ったら、以前紹介したコロニアルカラーのスーツの応用版でした。※その時の記事はコチラ。
前回はノータイだったのですが、今回はタイドアップしてスタイリッシュに決めています。真夏のタイドアップは、暑苦しく見えがちですが、デヴィッド・ベッカムのコーディネートを見ると、凄く涼しげに見えますよね? その秘訣は、実はVゾーンにあるんです。
ブルーのバストンチーノ(細いストライプ)のシャツに、明るめなネイビーのソリッドタイをコーディネートした一見ベーシックなVゾーンですが、注目すべきは、スーツよりもネクタイの色の方が濃いところ。
Vゾーンにコントラストが生まれることで、ネクタイの方にパッと目がいきますよね。ネクタイの色がブルーなので、シャツの色と相まって夏らしい涼しげなコーデを完成させているんです。
スーツの印象操作は、色のコントラストの付け方だけでも簡単にできるという見本です。それから、涼しげに見せているもうひとつの要因は、オールバックの髪型。イタリアに行った際、オールバックでスーツを着ている人がとにかく多かったのが印象的でした。スーツを格好良く着こなすために、イタリア人は髪型にもとことんこだわっているのです。色気を求めるダンナのみなさま、オールバックにもぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
Text:Satoshi Nakamoto
【デヴィッド・ベッカムのように装うならこんなアイテムがオススメ】
ツイル織りの表情とガーメントダイのマッチングの良さは折り紙付き。ラペルや肩周りなどステッチの入った箇所などに出るガーメントダイならではのアタリは、ボリオリの真骨頂。ドライなタッチとストレッチ性の良さで、快適な着心地を保証します。
こちらのニューライン"JAMES(ジェームス)"には、ドレスで培ったテクニックをすべて注ぎ込んでいるのがポイント。しっかりとした生地感なので、年間を通していつでも快適な着心地を約束します。
シルクのごとくしなやかで反発力に優れた素材は、同ブランドの定番ウール。そのウールに同系色の刺繍が施されているのが特徴的。職人の町、フィレンツェならではのエンブロイダリー(刺繍)の出来栄えは、手仕事の温かみに溢れ、活き活きとした立体感を演出します。
まるでコードバンのような光沢と、グッドイヤーでソールの張り替えも可能。そして今シーズンはレザーソールではなく、耐久性・履き心地UP・滑りにくさを兼ね備えたダイナイトソール仕様。長年愛用でき、いい物は廃れることもない。年齢問わず背筋が伸びる様な靴は、男の身だしなみとも言える逸品です。