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【アメリカ発】あなたは釣った魚にエサ与えない放置プレイダンナかも?

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米国の結婚生活は根っこから違うんです。人生を豊かにする夫婦愛深まる策とは?

アメリカの中でも離婚率がトップのネバダ州。気軽に婚姻も離婚もできるのが大きな理由なのですが、再婚率も上位なんです。今、私が住んでるところも再婚者が多くてびっくりしました。日本人は一度失敗したら中々次に行けない気がしませんか? この違いはどこからくるのでしょう? そんなことを考えながら、今日はカフェで新メニューのジンジャー・チャイ・ラテを頼んでみようかな。

これから一緒にお茶をするケリーは、私よりも10才若い金髪白人のチャーミングな女性。初めて会ったとき「私、再婚して子供が4人いるの。そのうち旦那の連れ子が3人。彼は20歳上だから、自分の精神年齢も引き上げられてGigiと同じくらいだと思うな」と、“フツーに”自己紹介してくれた人。土地柄なのか、初婚が早くて数年で離婚を経験しているのですが、“フツーに”再婚して幸せいっぱいなんです。

ケリーが言うには「釣った魚(妻)にエサもやらず何年も過ごしちゃってる男性は、ハッピーじゃない状況になって当然かも。君に興味ないっていうサインだから、相手も興味失くすわよね。そんな興味ない人と一緒に過ごして何が楽しいの?」と。ごもっともすぎて「そうだよね」しか言えません(笑)。

続けざまに「色々と努力しても無理だと分かったら、さっさとお互いの道を決めて進まなきゃ。相手にも自分にも失礼よ」と。なんと潔い! それを聞いて、彼女はとても正直に、素直に生きている人なんだと実感しました。炭酸飲料みたいにスカッとしてて、一瞬目が覚めるような感覚です。スッキリ爽快!(笑)

日本人女性は、夫との関係が空気のようになっても添い遂げるって傾向があるけど、それは熟年離婚や晩年別居予備軍なのよね。もう全然意識してないなんて顔をしていたって、やっぱり愛しの男性から愛情を表現してもらいたいもの。日本の女性たちだって、同じ女性。大事にされて嬉しくない訳がないもの! 女性にとってめちゃくちゃ大切なことなんです。



以前、ケリーが仕事場で私を接客してくれてたときに、突然ご主人が花束持って入ってきたことがあって。で、「ハイどうぞ。僕の可愛い奥さん」って言って、いきなりハグ。びっくりしましたねぇ、何の日でもないのに…。「嬉しい!」と、彼女は頬赤く染め溢れんばかりの笑顔になっていて、これぞ正しいサプライズでしょう! そして、ご主人が言い放ったんです。「花を見たら、君の笑顔が見たくなったから」と。ケリーは涙目で私、金縛り(笑)― あぁ、だからアメリカ人男性はやすやすと再婚できるんだわ! ちゃんと女性として扱って、愛してくれているのが分かるもの。セリフは臭いかもしれないけど、直球で伝わるって感じたワンシーンでした。

アメリカ人なら誰もが知っている、クオートに“Happy Wife. Happy Life.”(奥さんがハッピーなら、自分の人生もハッピー)というのがあるんです。(どこかの住宅メーカーのコピーの真似ではありません 笑)。自分の生活に大きく関わる妻、母を大切にすれば、夫婦円満、家庭円満、と考えられ、それが深~く浸透しているのです。だから、アメリカ人はそれを伝えるために、思うだけではなく、実際に行動しているんです。生まれたときから家庭内がそうだから、自然にできて当たり前かもしれないけど。

「イベントの度にお金をかけるばかりじゃなく、妻が喜ぶことは、普段の生活の中にゴロゴロ転がっているのよ。昼間のたわいもない話を、グラス片手に聞いてもらえるってだけで嬉しいんだから」。

ケリー、本当にそうね! こんなことなら、日本人男性達も即実行できるはず!

“Marriage doesn’t make you happy –you make your marriage happy.” (結婚があなたを幸せにしてくれるのではない。あなたが自身の幸せな結婚を創るの。)
-Drs. Les & Leslie Parrott

国民性ってあると思うけど、これだけ欧米化された今の日本なのに、恋愛は欧米化されてない気がします。「ガイジン目指して!」といっている訳ではなくて、日本の男性たちにも日々の愛情のエサやりは取り入れて欲しいなって思うんです。男を立てる女性がお好みなら、尚更ね。だって、女は自分を大事にしてくれる男のことは、立てて尽くすに決まってるじゃないですか。奥さんがそっけないのを放置するのは、自殺行為だと気づいてください! 愛情の枯渇状態になってるんですから! アメリカ人の奥さんなら速攻で次の人生を決めて三行半を突きつけてきますよ。日々のエサやり、しっかりしましょうね〜。怖い怖い。

Photo:gettyimages
Text:Gigi
Edit:Mariko Ikeda

Madam Gigi (ジジ)
あまりにも忙しいNY生活から解放されたくて田舎へ移ったジャパニーズ。
ヒールがブーツに変わっても、物書愛は継続中。
得意技は、抜き手と手抜き。



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