ラグジュアリークルーズの最高峰
40代におすすめする旅のスタイルとして提案したいのが編集長・干場も大好きな「船旅」、そう「クルーズ」です。このコーナーでは、ぜひ一度体験してもらいたい魅力的な船旅の主役、クルーズ客船とそこで見ることができる絶景をご紹介してきます。
第2回目は、「シルバーシー・クルーズ」の船、シルバー・スピリットです。
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1990年初頭、シトマー・クルーズのオーナーであったローマのルフェーブル・ファミリーによって「ラグジュアリークルーズ界において最高峰の船を造り運営する」という信念のもと、シルバーシー・クルーズは設立しました。シルバーシー・クルーズの特徴として、船はブティックスタイルの小型、乗客に対してクルーの数が多い、ほとんどの客室がベランダ付きオールスイート、すべてのスイートにバトラーサービス付く、24時間ルームサービスが無料、チップも料金に含まれる――といったことが挙げられます。それはすべて、少人数のゲストのために広いスペースと質の高いサービスを提供することにあります。
結果、今やシルバーシー・クルーズは、ラグジュアリークルーズの最高峰といわれ、まさに死ぬまでに一度は乗ってみたいクルーズと言える存在になったのです。
また同時に、シルバーシー・クルーズは、南極や北極などを旅する探検船の分野でのリーダーもあります。今年はシルバー・クラウドが、探検船に生まれ変わり、全部で4隻になるそうです。
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洞爺湖G8サミット公式晩餐会会場装花やAPEC総理公邸晩餐会で和のテーブル装花などを手がけたフラワーアーティストの花千代さんも、シルバーシー・クルーズにハマってしまったひとりです。これまで2回のクルーズ経験があるそうなんですが、そのどちらもシルバーシー・クルーズだとか。
「おととしの10月にシルバーシー・クルーズで10日間の地中海クルーズを体験しました。いろいろな船があるなかで、シルバーシーを選んだのは、ホテルでしたら、スモール・ラグジュアリー・ホテルというカテゴリーが好みということがありました。コンパクトで、人のサービスが行き届いている……。そう考えるとシルバーシーが理想の大きさなのかなぁと思いました。それにオールスイートタイプですので、船で快適に過ごせると思ったんです。
乗ってみて一番びっくりしたのは、いつでも呼べばバトラーが現れてあれこれと昔の京都の旅館のような人の心を読むようなサービスをしてくれることですね。それに乗船している皆さん、フォーマルの日にはドレスアップもきっちりして、小さな社交界がそこに出来るようなイメージでした。世界中から集まった他の乗船者とお話しすると、初めての方が少なくて、何度も船旅をしている上級者が多いようでした」
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そんなシルバーシー・クルーズを代表する客船といえば、花千代さんもお乗りになった「シルバー・スピリット」。2009年より就航を始めたシルバー・スピリットは、全長198.5メートル、全幅26.2メートル、乗客定員540名、乗組員数376名とクルーズ船としては中型の部類ですが、シルバーシー・クルーズでは最大の船です。8層デッキの分かれており、その中には、本格フレンチが楽しめる「ル・シャンパン」、寿司が食べられる「セイシン」など、食通も唸らせる全6つのレストランやカジノ、シガーバー、プールなどがあり、ラグジュアリーで快適な時を過ごすことができるのです。
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今年4月には、そのシルバー・スピリットをさらに進化させたシルバーシー・クルーズの新たなフラッグシップ「シルバー・ミューズ」がデビューします。オールスイートの設備をよりグレードアップさせたウルトララグジュアリー船だとか!
花千代さんは早速、予約をしたそうです。
「前回の乗船中に次の旅の予約をしました。4月から就航するシルバー・ミューズに乗って10月に南米18泊の旅に行きます。フロリダからパナマ運河を通ってペルーに向かいます」(花千代さん)
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そんな花千代さんにクルーズの旅でよかった場所を聞いてみました。
「歴史と遺跡が好きなので『ラビリンス』という言葉の由来となったギリシャのクレタ島のクノッソスがよかったですね。迷宮が掘り起こされたままになっていて、そこは感動しましたね! ギリシャには島がいっぱいあるのですが、クレタ島は、遺跡好きの方にとっては、ハイライトだと思うんですね」
皆さんもぜひ、シルバーシー・クルーズで、こちらの遺跡を訪ねてみてはいかがでしょうか?
Text:Koichi Fujimoto(KAIHATU-SHA)
Photos:Silversea Cruise
【料金の一例】
9月21日から7日間
シルバー・スピリットで行くピレウス(ギリシャ)~ベニス(
4,365米ドル ※参考価格/1部屋2人使用の場合の1人の料金は約50万円
【問い合わせ】
ICM Tel: 03-5405-9213
www.silversea.jp