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あなたはどっち派? ゴーギャンとゴッホが上野で出会う奇跡

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東京都美術館にて「ゴッホとゴーギャン展」 が12月18日(日)まで開催中

今なお世界中の人々に愛されてやまない2人の画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)とポール・ゴーギャン(1848-1903)。

今回、この2人の画家に焦点を当てた日本初となる展覧会「ゴッホとゴーギャン展」をご紹介します。

フィンセント・ファン・ゴッホ「ゴーギャンの椅子」
制作時期:1888年11月、所蔵先:ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)©Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)

オランダの牧師の家庭に育ったファン・ゴッホと、南米ペルーで幼年期を過ごしたゴーギャンは生い立ちや性格だけではなく、絵画表現も大きく異なります。ゴッホは現実の世界から着想を得て、力強い筆触と鮮やかな色彩による作品を生み出し、かたやゴーギャンは、装飾的な線と色面を用いて、目には見えない世界をも絵画に表現しようとしました。

そんな2人が1888年、彼らは南仏アルルで約2カ月の共同生活を送っていたというのは有名な話ですが、その生活がどのようなものであったか? までは知らない方も多いのでは。

ポール・ゴーギャン「肘掛け椅子のひまわり」
制作時期:1901年、所蔵先:E.G. ビュールレ・コレクション財団    ©Foundation E. G. Bührle Collection, Zurich

本展では共に制作し、時には激しい議論を重ねながら刺激を与えあった2人の初期から晩年にわたる油彩画46点を含む62点を展示し、二人の画家の特徴を浮き彫りにし、その関係性と芸術性に光を当てます。展示会場の壁には、ところどころゴッホやゴーギャンが家族や芸術家たちと文通した文章が記されていて、2人の共同生活を垣間見ることができるようになっているのです。

作品は言うまでもなく、素晴らしいものばかりなので、今回はちょっと作品以外のこともご紹介したいと思います。

まずは、“音声ガイド”。私達をガイドしてくれるのは、声優の小野大輔さんと杉田智和さん。小野大輔さんがゴッホ役を、杉田智和さんがゴーギャン役を演じながらナビゲートしてくれるとのこと。声優界では名の知れたお2人なので、これは聞き逃せない!

さらに、今回特別にタイアップした数々の“グッズ”にも注目です。龍角散のど飴、ポムポムプリン、Soup Stock Tokyo、アンデルセン、ハードロックカフェ、ヒポポタマス、輪華ネーションなどがラインナップされるのですが、中でも変り種は一心堂本舗とコラボしたラベンダーの香りのする“フェイスパック”。多くの企画展に足を運んできたという方々も「これほど多くタイアップしているのなんて見たことがない」と驚くほど!

こんな風に作品以外でも、南仏アルルで共同生活をして別れた2人の画家が2016年“上野”で再会を果たすドラマチックな絵画展を盛り立てています。その歴史的な“場”に、あなたも足を運んでみては?

Text : Akiko Uehara


[トップ画像:左] フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」
制作時期:1887年4-6月、所蔵先:クレラー=ミュラー美術館©Kröller-Müller Museum, Otterlo
[トップ画像:右] ポール・ゴーギャン「自画像」
制作時期:1885年前半、所蔵先:キンベル美術館©Kimbell Art Museum,Fort Worth, Texas

【開催概要】
会期:2016年10月8日(土)~12月18日(日)
会場:東京都美術館 企画展示室
休室日:月曜日、10月11日(火) ※ただし10月10日(月・祝)は開室
開室時間:9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室:金曜日、10月22日(土)、11月2日(水)、3日(木・祝)、5日(土)は
9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
http://www.g-g2016.com/



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