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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 昭和なアニキのアニ散歩

【男ならこれだろ】黒のニットタイで赤羽へGO!

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赤羽の昼下がりにおでんのだし割りマルカップ

何本のネクタイを買ってきただろう。結局、締めるのはネイビーの無地とこいつばかり。黒のニットタイだ。スーツとジャケパンのドレスからデニムにBD白シャツのカジュアルまで……。その守備範囲は広い。今回は、王道のグレイフランネルスーツに、こいつをゆるめに締め、最近ハマっている赤羽へ向かうことにした。

1番街シルクロードは、一気に昭和へワープさせてくれるディープスポット。

この昭和遺産ロードのどん突きを目指す。まるで昭和映画のセットの中を歩いているようだ。

しばらく歩いたところで大量のガンプラが並ぶおもちゃ屋を発見。

懐かしすぎる……。40男ならかつて夢中になったガンプラ。
ついつい連邦の白いやつとシャアザクを買ってしまった。

たどり着いたのはシルクロードの奥に佇む「丸健水産」。メディアでも多く取り上げられる立ち呑みおでんの有名店だ。力強い手書きの張り紙は昭和酒場の証。

赤羽は、このような張り紙が多い。男は酒に飲まれてはいけないのだ。あくまでもジェントルに酔うのがアニ散歩の流儀。

二代目店主の堀井浩二さん。常連にはマスターとか大将と呼ばれている。赤いバンダナがトレードマークで20年前から初代店主の父親から引き継ぎ、丸健の味と店の秩序を守り続けているロックな男だ。

ちくわぶを注文すると「わぶねっ!!」と来る度に俺はマスターに男ながら惚れ惚れしてしまう。

ちくわぶ、はんぺん、ギョーザ巻の4品で昼間から一杯ひっかける。ちなみにここは朝10時から飲めちゃうのだ。

昼ビー最高だなぁ~。

添加物や保存料をいっさい使わないおでんだねは、全て自社工場で製造加工している。いつもは夜にはしご酒でかなり酔ってから最後にここで〆ることが多いが、空いている昼間にじっくり味わうのも悪くない。

赤羽で飲むならこれは外せない丸眞正宗のマルカップ。

上品なおでんでこいつをクイッと飲めば、これぞ赤羽スタイル。丸眞正宗は東京23区で唯一100年以上製造されている北区の地酒なのだ。

これからが丸健のメインイベント。マルカップを50㏄位残して、おでんのカウンターへ。

マルカップのだし割りだ。上質なおでんだねからしか出ない最高のおでん出汁で割ってしまうここでしか飲めない最高で最強の一杯。

最後に七味をふりかければ出来上がり。

これこれ!! 赤羽で飲むこいつがとにかく最高!! ちなみに元々は飲んだ後にお腹を冷やさないようスープをサービスしていたもの。今年の2月から、あまりにも人気なので無料が厳しくなり50円の有料になった。

何度飲んでも美味すぎる、だし割り。赤羽最高!!

創業1957年に初代がおでんだね屋として店をだしたのがはじまり。当時は持ち帰りと簡単なイートインのみで酒類は出していなかった。二代目のマスターが常連の要望もあり条件付きで酒を出すようになったのだ。

その条件とは酔っ払い入店禁止とすでに飲酒している人はお酒は1本まで、酒類の持ち込み禁止の3つだ。酔っ払いや泥酔者の多い街では、店の秩序を守るのは大変なことで、マスターにはいろいろな苦労があったとのこと。

赤羽は魅力的な昭和酒場が多いのでついつい飲みすぎてしまう。アニ散歩の読者には、ぜひ夜ではなく昼にゆっくり丸健を楽しんでほしい。できれば一人酒でマックスでも3人までくらいの方が赤羽を楽しめる。

お気に入りの定番服を着て、ぜひ北区赤羽に昼間から繰り出してほしい。

Polo by Ralph Laurenのニットタイ。旧ロゴのもので3年前から愛用し続けている。シルク独自のシャリっとした質感と手触りに加え、なんといっても絶妙なネクタイ幅と締めた時の丁度いい長さもお気に入り。ニットタイを買うならまず基本の黒をチョイスしていただきたい。

Photo & Text:Eiji Katano

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今回のアニキおすすめの店


「丸健水産」
東京都北区赤羽1-22-8
03-3901-6676
https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132305/13008755/
営業時間  10:00~21:00
定休日 第3水曜日

プロフィール


片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない47歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島とイタリア。プロレスに行くと、なぜかマスクをかぶって観戦したくなってしまう。



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