環境問題への取り組みに対する新たなアプローチ
もしかすると、このニュースは、アウトドア業界における今年最大級の事件になるかもしれません。
Patagonia(パタゴニア)が2011年に立ち上げた食品専門の部門「パタゴニア プロビジョンズ」が日本でもついに展開が本格的にスタートしました。
同社はどこのアパレルよりも真摯に環境問題に取り組み、コストがかさむのを顧みずにすべてのコットン製品を100%オーガニックコットンにすることで、何千キロもの有害な化学薬品の使用を抑えるなどして、この問題と真剣に向き合ってきました。
これと同じような視点から地球の温暖化、気候変動の大きな原因となる温室効果ガスをもたらす食品製造業へのアプローチとして、「パタゴニア プロビジョンズ」は設立されたのです。
「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」こと。これはパタゴニアにとって、アパレルでも食品の製造でも変わらない目標であり、そして最も重要なことは「ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する」ことであると彼らは語ります。
秋に登場する食品は、生息数が豊富な天然魚だけを捕獲して加工したスモークサーモン、オーガニック農場から調達した果物、アーモンド、シード、果汁のみを使用したエナジーバー、煎った4種のオーガニック穀類と乾燥オーガニック野菜入りのスープミックスなどなど……。そのどれもが保存性に優れ、気軽に携帯できるのが魅力です。
かつてアパレル業界に変革をもたらしたように、食品業界でも果敢に挑戦し続けるパダゴニアの姿勢は、まるで冒険家さながら。皆様もまずはヘルシーな生活を目指し、彼らのこだわりの食材とともに環境問題への意識改革からはじめてみるのはいかがでしょうか?
Photo:Amy Kumler
Text:FORZA STYLE
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パタゴニア日本支社 カスタマーサービス
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patagonia.jp/provisions