大人っぽくキマる理想のグレーデニム!
平日のスーツ姿はそれなりに様になっていても週末のカジュアルになった途端トーンダウン。もし女性からそんな風に思われたら40男にとっては一大事ですよね?
そんな時は初心にかえって、カジュアルの基本である「デニム選び」から見直すと、着こなしをスムーズに組み立てられます。
いまや一口にデニムと言ってもテイストは千差万別。それだけに万人に似合うデニムなんてモノは存在しないと思います。
大切なことはトレンドを理解したうえで自分らしい一本を選ぶこと。この連載に登場する逸品とともに、新しいデニム探しの旅へと出かけてみませんか?
新定番にふさわしい色褪せたグレーデニム
今回はイタリア発の「Cara Label(ケアレーベル)」からイマドキのデニムパンツをご紹介いたします。
2007年にスタートしたこのデニム専業ブランドは、フィアットの元会長ジャンニ・アニェッリさんを祖父に持つスーパーセレブであり、イタリア屈指のファッショニスタとして知られるラポ・エルカーンさんによるディレクション。
彼の類稀なるセンスを具現化するパートナーが、クリエイティブディレクターのレオポルド・ドゥランテさん。彼は30年以上のキャリアと4000本ものデニムを所有する超絶なデニムマニア。そんな二人が手を組むブランドだと聞くだけで期待が膨らみますよね?
数あるコレクションのなかでも目を引くのが、ちょうどいい塩梅のダメージ加工を施したグレーデニム。定番のインディゴ、ブラックに少し飽きたという方にオススメしたい一本です。
ホワイトデニムほど爽やかでもなく、ブラックデニムほど武骨な感じもせず、うまい具合にヌケ感を出してくれるのがグレーデニムの魅力。ここ数年でデニムの定番カラーとしてしっかり根付いた気がします。
スラックスとジーンズの意匠をコクまろにブレンド!
このグレーデニムは、ブランドの定番としてリリースされている「スラックス352」というモデル。その特徴はスラックスと同じスラントポケット仕様であること。これが思っている以上に上品さを引き出してくれます。

Tシャツ一枚で着ても十分サマなりますし、タックインをすれば、その効果を相乗できます。またスリムフィットでコンパクトな股上ですが、腰回りは適度に余裕があるので窮屈さを感じることはありません。裾に掛けてテーパードしていく美しいシルエットも絶品!
ステレオタイプの5ポケットに食傷気味だという方にオススメのグレーデニム。トップスを茶系にして秋っぽい着こなするのも、白を差して爽やかに着こなすのも◎。兎にも角にも大人っぽく穿けますので、ぜひともお試しを!
Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text: Shuhei sato

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