24時間7日間穿けるラグジュアリーなデニム!?
平日のスーツ姿はそれなりに様になっていても週末のカジュアルになった途端トーンダウン。もし女性からそんな風に思われたら40男にとっては一大事ですよね?
そんな時は初心にかえって、カジュアルの基本である「デニム選び」から見直すと、着こなしをスムーズに組み立てられます。
いまや一口にデニムと言ってもテイストは千差万別。それだけに万人に似合うデニムなんてモノは存在しないのかもしれません。
大切なことはトレンドを理解したうえで自分らしい一本を選ぶこと。この連載に登場する逸品とともに、新しいデニム探しの旅へと出かけてみませんか?
ハンドメイドならではの品質の高さに注目!
今回ご紹介するブランドは、1967年に創業されたイタリアンデニムの名門「TRAMAROSSA(トラマロッサ)」。ここはセルビッジデニムにこだわった生地選びとイタリアならではの仕立てのよさに定評があります。アイコンとなっていますハサミのマークは、ハンドメイドでサルトリアーレ(テーラリング)の技術を用いていることを意味しているんです。
クローズアップするのは、24.7(トゥエンティフォー・セブン)シリーズの加工デニム。なにやら意味深な数字が並んでいますが、ちゃんと意味があります。直訳すると24時間7日間。日本でもミレニアムの頃に、「貴方とずっといたいわ♡」なんて意味で、24.7と表現するのが少し流行ったと記憶しています(笑)。
ルームウエアとしても穿ける新鮮なアプローチ
という冗談はさておき、このデニムは一見タイトで非常に美しいシルエットでありますが、実はものすごくストレッチが効いています。皆さんも経験があるかと思いますが、ジーンズは帰宅したら、まず脱ぎたくなるもの。でもこの24/7デニムなら、大袈裟でなく、そのまま寝てしまっても快眠できるほどのコンフォートな穿き心地なんです。しかもスーパーなストレッチ感を持ちながら形状記憶の特殊素材なので、膝が出にくいというのも心強いですね。
また青味の強い風合いのあるエイジング加工もお見事! 一般的にストレッチデニムは、通常のデニムと比べて、どこかのっぺりとした表情になりがちですが、こちらはちゃんと立体感があって、ヴィンテージラバーも納得の1本。エレガントにシャツやジャケットを合わせても絵になるし、いつものアメカジでもかなり差を出せる優秀な1本。この履き心地、ぜひともお試しいただきたい次第。
Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text: Shuhei sato
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