アウディRSシリーズをさらに強化
アウディのラインナップに最強のスポーツグレード「RS performance」が加わります。つまり、スタンダード<S<RS<RS performanceという構図に。

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無論、ベースモデルのキャラクターにより設定の有無はありますが、現時点で発表されているのはスタイリッシュなクーペフォルムの4ドア車である「RS7スポーツバック」、最上級スポーツワゴンの「RS6アバント」、俊足SUVの「RS Q3」の3モデルに「RS performance」を設定。8月下旬から発売となります。

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車名の通りパフォーマンスは飛びきりでエンジンやサスペンション、内外装もよりスペシャルなモディファイが加えられています。開発はアウディのモータースポーツ活動を担うグループ傘下のquattro GmbH。
ベースとなる「RS7スポーツバック」と「RS6アバント」の2車は、ともに4リッターV8エンジンを搭載しますが最高出力で45ps、最大トルクで50Nm 向上し、605ps/700Nmというスペック。また、2.5リッター直5ターボエンジンを搭載する「RS Q3」は27ps/15Nm向上し367ps/465Nmとなります。

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前車2モデルはオーバーブーストモードで最大トルクが750Nmに達し、0-100km/h 加速のタイムは0.2 秒短縮した3.7秒に。後者は0.4秒短縮し4.4秒という速さです。
今後もスポーツ路線を強化するためにアウディは販売網を強化します。現在の拠点にショップinショップという形態で「Audi Sports店」を開設(2016年7月5日時点で24店舗)。専門教育を受けたスタッフが最新ミッドシップスポーツの「R8」を筆頭に「RS performance」シリーズを取り扱います。

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アウディといえば1980年代にフルタイム4WDとターボエンジンで世界ラリー選手権を席巻。その後、モータースポーツで培った先進技術を市販車に反映し、アウトバーンのヒエラルキーさえ変えてしまいました。
インテリジェントなブランドイメージはこうして定着してきたわけですが、環境性能とパフォーマンスを両立させる技術力は留まるところを知らぬようです。
Text:Seiichi Norishige
価格:
RS 7 Sportback performance 1881万円
RS 6 Avant performance 1829万円
RS Q3 performance 818万円
R8 V10 5.2 FSI quattro 2456万円
R8 V10 plus 5.2 FSI quattro 2906万円
アウディジャパン
0120‐598‐106(アウディコミュニケーションセンター)
■RS 6 Avant performance und RS 7 Sportback performance