次の栄冠へと繋がる大いなる勝利
「Red Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールド・チャンピオンシップ)千葉2016」の決勝戦が行われた6月5日(日)。幕張に来場した観客は興奮と感動の坩堝に包まれました。その理由をすでに大勢の方がご存知かと思います。
強風のため、6月4日(土)の予選が中止というアクシデントに見舞われましたが逆境もなんのその、参加パイロットの14人中唯一の日本人である室屋義秀選手が、初優勝という歴史的な快挙を成し遂げたのです!!!
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/8/2/1200m/img_82c2cdf57dc121e3270f422ea7259789491207.jpg)
これは日本のモータースポーツファン、そして室屋選手が長年抱いている「操縦技術世界一」という夢をサポートし続けてきたBREITLING(ブライトリング)にとっても忘れられない1日となりました。
昨年から日本での初開催をついに実現した「レッドブル・エアレース」は、世界最高の飛行技術を持つレースパイロットたちが、最高時速370km、最大重力加速度10Gの中、レース専用飛行機で1機ずつペナルティを回避しながら高さ25mの空気で膨らませたパイロン(エアゲート)で構成する低空の空中コースを周回して飛行タイムを競う、究極の三次元モータースポーツです。
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/3/a/1200m/img_3a1942b138e3820141508bebf78ee54a271971.jpg)
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/1/0/1200m/img_10d44e5e78994596c7d49702fcd01d81271261.jpg)
2003年に第1回大会を開催、2005年より世界選手権としてスタート。2011年からの休止後、3年のブランクの間に安全面やルールを改善して2014年に再開。2014年と2015年それぞれ7か国、8ヶ所でレースを開催しています。
ブライトリングは2009年からレースチームを結成。チームパイロットにナイジェル・ラム、フランソワ・ルボット選手を迎えて参戦。ナイジェル・ラムは2014年にシリーズチャンピオンを獲得。今シーズンも熱い戦いを繰り広げています。
この他にブライトリングはレースのオフィシャルタイムキーパーを担当しています。大空を舞台にタイムトライアルを正確に計測し、プロとプロの真剣勝負をジャッジする。これはまさしく「プロフェッショナルのための計器」であり続ける同社に相応しい仕事だと言えます。
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/1200m/img_63144e56d963e241ebaac96736f11357185332.jpg)
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/d/c/1200m/img_dcea245662606beb9abd0c0d998f09cc261437.jpg)
何十年もの間、大きな夢に向かって邁進し続ける室屋選手は現在43歳。日本におけるスカイスポーツの振興、あるいは福島の復興支援活動や子ども支援プロジェクトに積極的に参画していることでも知られています。
今でこそプロとして活動できる環境が整いましたが、飛行機を買うために負った多額の借金、なかなか思い通りにならない練習環境、拠点である福島の被災など、これまで室屋選手のパイロット人生は苦難の連続でした。
ですが、あらゆる試錬を乗り越えてきた室屋選手だからこそ、予選中止というアクシデントもバネに今回のレースで勝利を収めることができたのかもしれません。
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/8/9/1200m/img_89747c6f5289e1439af19d7edc0938fd298255.jpg)
天候に左右されやすいレッドブル・エアレースは、仮に万全の準備を整えていたとしても、想定していた通りにレース展開を運ぶのは超一流のパイロットをもってしても至難のワザ。ここでの勝利を勝ち取るためには、超一流の操縦技術は当たり前として、環境の変化に対応できるメンタルタフネスの強さが問われてきます。さらに考える間もないスピードの世界でパフォーマンスを発揮するためには日々のトレーニングは欠かせません。
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/4/5/1200m/img_4527e54ab9fb86165de3b089b5bcab2c255176.jpg)
パイロットの絶え間ない努力、そして選手を支える多くの人たちの協力があってはじめて戦えるレッドブル・エアレースの世界。常に室屋選手と命運をともにするブライトリングのクロノグラフはまさに両者の信頼の証なのです。なお、今回のレースで室屋選手が着用していたモデルは「CHRONOMAT BLACK CARBON(クロノマット ブラックカーボン)」でした。
室屋選手の25年間にも及ぶ努力が結実した熱いレースの余韻は残りますが、レッドブル・エアレース・ワールド・チャンピオンシップの試合はまだ続きます。2016年のワールドチャンピンを目指す室屋選手の今後の活躍にぜひご期待ください。
Text: FORZA STYLE
![](https://forza.ismcdn.jp/mwimgs/1/2/1200m/img_126824c00785f5f9790291fd65b26011233453.jpg)
【問い合わせ】
ブライトリング・ジャパン
03-3436-0011
www.breitling.co.jp