低迷していたスイス機械式時計の
復活に貢献した名門

  オン・オフ兼用で楽しめる腕時計が豊富に揃う、40男に御用達ブランドであるブライトリング。長年使い続けても飽きのこない機能美に溢れるデザインの根底には、「プロフェッショナルのための計器」という同社の揺るぎない信念が宿っています。ブライトリングが今日まで時計の世界で大躍進を遂げたことは周知の事実ですが、その傍らには常にクロノグラフの存在がありました。

  レオン・ブライトリング氏がブライトリングを設立した1884年当時、腕時計はまだ普及にまでは至らず、時代が求めていたのは懐中時計でした。やがて訪れる空の時代はブライトリングに躍進のチャンスを与えます。1915年、同社は世界初となる専用のプッシュボタンを携えたクロノグラフの腕時計の開発という偉業を達成。1934年、レオン氏の孫にあたるウィリー・ブライトリング氏の代にリセットボタンの機構の開発に成功します。こうして今日のクロノグラフの原型が完成したのです。

• 若干24歳でスイスのサンティミエ村に小さな工房を設立した初代レオン・ブライトリング。大空への旅はここからはじまったのです。
• 1930年初頭のブライトリングのアドバタイジング。イラストが腕時計ではなく懐中時計であることが時代を物語っています。
• ひとつのボタン操作でストップウォッチのストップとリセットが行える、1923年に発表されたワンプッシュ式のクロノグラフ。

  1940年代、クロノグラフは戦争での需要から全盛期を迎えます。この時代、ブライトリングは世界初の回転計算尺を搭載した「クロノマット」を完成させ、1952年にはその計算尺を航空用に進化させたクロノグラフ「ナビタイマー」が誕生。航空界から絶大な信頼を得ると共に世界最大のパイロット協会AOPAのオフィシャルウォッチに認定されました。航空用の計器としての素晴らしい性能が世界中のパイロットたちに認められ、パイロットの憧れのクロノグラフとなりました。宇宙への希望に満ち溢れていた1960年代では「コスモノート」を発表。1969年には、ビューレン、ホイヤー・レオニダスとの共同で世界初の自動巻きクロノグラフ専用ムーブメントCal.11の開発を成し遂げました。

  ところが1970年代に入ると、機械式時計の産業は壊滅的な大打撃を受けます。そう、いわゆるクオーツショックです。ブライトリングもその荒波には逆らえず、存亡の危機にまで追いこまれました。しかし、そこで一人の救世主が現れます。その人物こそが、ブライトリングから経営を引き継いだアーネスト・シュナイダー氏でした。彼が1984年に開発した新生「クロノマット」は絶大な支持とともに、ブライトリングはおろか、機械式時計の復活の狼煙を上げる功績を残したのです。

• 1952年に登場した初代「ナビタイマー」。この時代は手巻きムーブメントで今よりもコンパクトなサイズ感であったことが特徴です。
• スイス機械式時計の救世主となった「クロノマット」は、イタリア空軍「フレッチェ・トリコローリ」の共同開発にて誕生。

  その後の物語は皆さまもご存知かと思います。ブライトリングは創業から哲学を守り続け、機械式クロノグラフの名門として確固たる地位を築き上げています。

NAVITIMER

• 

  ブレないデザインと現代的なスペックを兼備

  1952年の登場以来、基本的なスタイリングはそのままに輝き続けるフラッグシップ。世界ではじめて航空計算尺が付いたクロノグラフとしても有名です。この「ナビタイマー01」はケース径43mmのサイズ設定と自社製のクロノグラフ専用自動巻きムーブメントであるキャリバー01の組み合わせが実に現代的。

  NAVITIMER 01

  Ref. A022B01NP、自動巻き（Cal.B01）、SSケース＆ブレスレット、
  ケース径43㎜、3気圧防水／100万円（税抜）
• 

  ジェットセッターにもオススメの一本です！

  「ナビタイマー・ワールド」に搭載される自社キャリバー24は2つのタイムゾーンの表示機能から、世界のあらゆる時間を24時間スケールで確認が可能に。裏蓋には世界の主要都市のタイムゾーンが刻印されています。

  NAVITIMER WORLD

  Ref. A242B26WBA、自動巻き（Cal.B24）、SSケース＆レザーストラップ、
  ケース径46㎜、3気圧防水／79万円（税抜）
• 

  大ぶりの46mmのミドルケースが自慢

  「ナビタイマー01」の43mmのケース径が小ぶりだと感じる方に一押ししたいのがコチラ。基本的な性能は同じですが、46mm径のサイズ感以外にも裏蓋がシースルーバッグだったりと、いくつかの仕様の違いがあります。

  NAVITIMER 01 46mm

  Ref. A017B09KBA、自動巻き（Cal.B01）、SSケース＆レザーストラップ、
  ケース径46㎜、3気圧防水／96万円（税抜）

CHRONOMAT

• 

  気品が漂う、クロノグラフの決定版

  はじめて自社製ムーブメントを搭載した近代の機械式クロノグラフを象徴する記念碑的な一本。70時間のパワーリザーブ、500メートル防水など、メカニカルな外装にふさわしい優れた機能を持ち合わせています。光の反射など視認性まで配所したベゼルなど、エレガンスが漂う仕上げも人気の理由です。

  CHRONOMAT 44

  Ref.A011B67PA、自動巻き（Cal.B01）、SSケース＆ブレスレット、ケース径44㎜、
  500m防水／92万円（税抜）
• 

  腕元のアクセントになるスポーティな腕時計

  文字盤にカーボンを使用した日本限定300本のモデル。DLC加工を施したブラックのケースと鮮烈なレッドのコントラストが力強い。シースルーバックからは同じくDLC加工で黒を纏ったローターを覗くことができます。

  CHRONOMAT BLACK CARBON

  Ref. M014BJAVPB、自動巻き（Cal.B01）、SSケース（DLC加工）＆
  ラバーストラップ、ケース径41㎜、日本限定300本、
  200m防水／104万5000円（税抜）
• 

  クラシカルな意匠をエレガンスに昇華！

  かつて展開していたローマンインデックスのモデルをベースにアレンジを加えた日本限定の「クロノマット・ローマンエディション44」。この美しいオニキス・ブラックのほかに、マザー・オブ・パールの用意があります。

  CHRONOMAT 44 ROMAN EDITION

  Ref.A011BJAPA、自動巻き（Cal.B01）、SSケース＆ブレスレット、
  ケース径44㎜、500m防水／96万円（税抜）

世界中の大空を駆け巡る、プロフェッショナルの計器

世界中の大空を駆け巡る、
プロフェッショナルの計器

航空業界との交流はブライトリングがプロフェッショナルの計器として発展を遂げるためにいつの時代も欠かせないものでした。その絆をますます強固にするためにいくつものチームを運営・サポートしながら、世界の航空イベントへの参加や航空史上の伝説的な名機を修復するプロジェクトもサポートしています。中でも注力しているのが、2009年から参加しているレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ。このレースは世界トップクラスのパイロットたちが、最高時速 370Km、最大重力10Gという過酷な環境下で、エアゲートで構成されたコースを飛行しタイムを競います。ブライリング・レーシングチームはすでに上位の成績を残しており、今年もシリーズチャンピオン獲得を目指し、熱い戦いを繰り広げています。

• 

  贅沢なマザー・オブ・パールが
  生み出す光の芸術！

  ラグジュアリーな「ブライトリング・フォー・ベントレー」の持ち味を引き出す、マザー・オブ・パールとの邂逅。白文字盤も捨てがたいところですが、一押しは光の加減で美しいコントラストが生まれる黒文字盤です。

  BENTLEY GT BLACK MOTHER-OF-PEARL

  Ref.A362BMPSD、自動巻き（Cal.B13）、SSケース＆ブレスレット、
  ケース径45㎜、100m防水／110万円（税抜）
• 

  シックな黒文字盤の「ナビタイマー」

  初代ナビタイマーと同じく、文字盤と3つのインダイヤルを黒で統一した日本だけで展開する限定400本の逸品です。ホワイトゴールドのエンブレムやサファイヤクリスタルのシースルーバッグなど贅沢なディテールが満載。

  NAVITIMER 01 BLACK BLACK

  Ref.S022BBBKBA、自動巻き（Cal.B01）、
  SSケース&レザーストラップ、ケース径43㎜、
  3気圧防水／96万円（税抜）
• 

  大定番にツヤを与える贅沢な仕様。

  ブライトリングの２大看板である「クロノマット」の安定感に、艶やかな黒のマザー・オブ・パールが備わるとこんな姿に。素材の素晴らしさと機械式時計の技術がふんだんに楽しめます。限定400本ですからお見逃しなく。

  CHRONOMAT 44 ROMAN BLACK MOTHER-OF-PEARL

  Ref.S011BRMPA、自動巻き（Cal.B01）、
  SSケース、ケース径44㎜、
  200m防水／110万円（税抜）