◯◯が最も危険?50代は20代より精子が◯割減る!?
精子がそもそもない、精子があるのに出すことができない、精子はあるが元気がない...。これら、自覚症状がホボないので、発見が遅れがち。でも、放っておくと、子孫繁栄ができなくなるかもしれません。
男性不妊の恐ろしさを美女医にうかがう!
「不妊の原因は女性にある!」。そう思っている人は多いのではないでしょうか。妊娠しなければ、女性だけが産婦人科に通っているご夫婦も多いでしょう。でもそれ、大きな間違いです。男性が原因の不妊「男性不妊」が実は原因の50%を占めているというのですから、男性も油断するわけには行きません。
そこで今回、美人女医が集まる「En女医会」に所属されている、産婦人科医の船曳美也子先生に男性不妊についてお伺いしました。男性不妊の検査は簡単! 「◯◯するだけ!」など、興味深いお話の数々、必見です。
西内悠子(以下、西内):本日はよろしくお願いします。不妊といえば女性のイメージで、私もよく子宮の検査などに行くのですが...実は男性が原因の不妊が多いって本当ですか?
男性不妊の割合
船曳美也子(以下、船曳):本当です。妊娠というのは精子と卵子が出会って受精卵になり成立するものなので、不妊の原因が男性にあることはもちろん多いんです。男性が原因の不妊は全体の50%と言われているんですよ。男性単独が原因の場合が25%、男女両方に原因がある場合が25%で、合わせて50%です。生殖年齢にあたる男性の7%が、男性不妊だと言われているんです。
西内:男性の「生殖年齢」って、いったい何歳なんですか? ずっと生殖できるように思うのですが。
生殖年齢って一体何歳なの?
船曳:一般的には、男性の「生殖年齢」は思春期から50歳くらいと言われていますが、生殖年齢の定義は確かに曖昧ではありますね。「射精ができる間は男性ホルモンがある」と考えて良いので、多くの男性は何歳になっても女性を妊娠させることは可能です。
西内:たしかに、80歳で子供が生まれる格好いいおじいさんもいらっしゃいますもんね。でも、女性が高齢出産になると出産にリスクが伴うように、男性も高齢になればなるほどリスクは増えるものなんですか?
男性の高齢精子の胎児へのリスク
船曳:実はいろいろな説があり、女性ほどはっきりしていません。ただ、50才以上になると、その分精子の質が落ち、出産や胎児に悪影響を及ぼすというデータはあります。また、年齢を重ねるごとに「精子の数も運動率も減っていく」というのは明らかになっているんです。
西内:どれくらい精子が減るんですか!?
男性は50歳になると精子が減る?
船曳:50代の男性は、20代の頃にくらべて2割減程度です。
西内:そうなんですね! 50代になっても、思っていたより精子、減らないんですね。
船曳:そうなんです。女性は閉経してしまえば卵子は作られなくなるのに対し、男性は2割しか減らないんです。
西内:羨ましい限りです。ちなみに、FORZA世代の40代男性が、男性不妊にならないために気をつけるべき生活の習慣などはありますか?
精子のための生活習慣
船曳:精子は精巣の中で3ヶ月かけて作られるので、やはりその3ヶ月間、健康な体で過ごす事が大切です。体は食べ物や外部から摂取するものでできていますから、やはりビタミンB、ビタミンEなどバランスのとれた食事が大切ですね。でも何より一番精子に悪影響なのは「タバコ」なんです。タバコは完全にNGですね。また、煙のないタバコも害は同じです。ニコチン、シアン化合物、一酸化炭素、といった、タバコの化学物質が精子に悪影響を与えるとされています。
西内:そうなんですね! それは女性にも言えることですか?
タバコは男女ともに気をつけて!
船曳:はい。男女ともに、タバコは卵子・精子に膨大な悪影響を与えるという研究結果が出ています。喫煙は、精子の数及び質をへらし、妊娠もしにくくなりますが、流産率をあげることもわかっています。
西内:タバコって、そんなに怖いものだったんですね。お子さんがほしい方は禁煙に努めるべきですね。
船曳:そうです。また、タバコだけでなく「肥満」も健康な精子の天敵です。肥満度の基準となる「BMI指数」が◯◯を超えるとかなり危険...