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【ロレックス・GMTマスター】「フジツボ」ことRef.1675/3の魅力と価格とは?

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コスパ&パンチ重視で選ぶなら迷わずコレ!

この数年、凄まじい勢いで高騰しているヴィンテージロレックスのスポーツウォッチ。もちろん、何でもかんでも値上がりしているわけではありませんが、一部の人気モデル、あるいは極上の個体の高騰ぶりは驚くばかり……。

今やエントリーモデルが100万オーバーという始末。すでに3~4年前の倍値ぐらいになっているので、買うこと自体をバカバカしく思うのが常識的な感覚だと思いますが(笑)。そんな常識がまったく通用しないのがヴィンテージロレックスの世界。「いつか似合うようになったら」と思っている合間に狙っていた時計がまったく手が届かないところまで値上がりしてしまうことも。

そんなヴィンテージロレックスの市場で数少ない買い時のモデルを挙げるとするなら、「GMT-MASTER(GMTマスター)」のRef.1675/3は外せない一本です。

ROLEX GMT-MASTER                             Ref.1675/3、1977年製、自動巻き(Cal.1570)、SS×YGケース&YGブレスレット、ケース径39.5㎜/98万円(税抜)                             【問い合わせ】 エンツォ ショップ 0120-161-722 http://www.enzo-shop.com/

ロレックスを代表する大定番の「GMTマスター」はロングセラーであることからもバリエーションが非常に豊富。例えば、同じRef.1675のシリーズでもSSのモデル、金無垢のRef.1675/8、そして今回ご紹介するコンビ使いのRef.1675/3の3つがあり、年代によって細かなディテール変遷があります。そう、良くも悪くも、予算や好みによって幅広い選択肢があるのです(笑)。

ところでRef.1675/3にはどんな魅力があるかというと。あくまで個体次第ですがアンダー100万円での購入が可能であることも見逃せませんが、それよりも重要視すべき点は一度見たら忘れないスタイリングです。実用時計の機能美とジュエリーのような装飾とのマリアージュはまさにロレックスの真骨頂だと言えます。

マニア間で通称“フジツボ”や“ニップルダイヤル”と呼ばれているゴールドのインデックスはこのモデル特有の意匠。文字盤はブラックとブラウンがありますが、特に人気が高いのは後者です。実際に腕元に置くと、コンビのモデルは金無垢以上に派手だったりするのですが、茶系の文字盤を選ぶとかなり落ち着いた印象が得られます。

他のスポーツウォッチと一線を画す、金を使った装飾的なインデックスと悪目立ちしないマットダイヤルの組み合わせはヴィンテージならではの醍醐味です。
リューズやベゼルもゴールドを使用。これによってSS素材のRef.1675と差別化を図っています。

後続機にあたるRef.16753との違いは、文字盤の素材とムーブメントにあります。Ref.1675/3まではCal.1570が搭載され、クイックチェンジの機能こそないものの高い精度と耐久性を持つ、ロレックスの自動巻きムーブメントの最高傑作と呼び声の高い傑作です。

購入の時点で厄介なのが個体差の問題。これはコンディションも然りですが、パーツの組み合わせも該当します。完全に好みの話になりますが、時計の顔である2トーンのベゼルは2つのバリエーションがあり、ブレスレットも同様にオイスターブレスを探すことも可能です。

とはいえ、パーツはどれも希少。後から探すよりも購入の時点でなるべくイメージに近い組み合わせでまとめた方が手間とコストを省けます。コンビのブレスがどうも苦手という方の場合、同色のレザーストラップを付けるとさらに落ち着いた雰囲気でまとまりますね。

「SUBMARINER(サブマリーナー)」のRef.5513のような手堅い選択も捨てがたいですが、日頃ファッションで鍛えたセンスを活かして、Ref.1675/3を上手にこなすのも40男の皆さまにぜひオススメです。数も年々減っているので、運命の出会い?を感じる一本と出会えたら迷わず購入したいところですね。この出来栄えですからコスパ的にも申し分ありません!

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE



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