国際派のビジネスエリートにおすすめなのがGMT。「GMT」とは「Greenwich Mean Time」=「グリニッジ標準時間」の略。時計界では時差のある2都市の時刻を同時に表示することのできる時計を「GMT」と呼んでいます。
おすすめの理由は、その「同時に表示」というところ。通常の時計は海外で現地時間に合わせると、日本の時間がわからなくなってしまうことも多い。それで「あれ? いま日本に電話をかけても大丈夫かな?」とか。そういう経験をおもちの方も、きっと多いのじゃないでしょうか。
しかしGMTならば、常に日本の時間も表示しているため、戸惑うことがない。日本にいるときも、海外の取引先の時刻を表示させておけば、連絡をするときなどに便利です。
そしてもうひとつ。GMTの大きな魅力が、24時間針=GMT針をもつなど特徴的なデザインをもつこと。それが国際派のビジネスマンの強い武器になります。
というのも、そんなことからGMTはわかるひとには一目で「GMTだ」とわかる。自身もGMTを使っているビジネスマンはもちろん、ホテルやレストランのスタッフもGMTだと気付く。そうしてあなたを「国際的に活躍している人物だ」と思う。つまりGMTは国際派のビジネスエリートにとっての、素晴らしいステータスシンボルになるのです。
そこでここでは、そんなGMTのなかから特におすすめの3モデルをご紹介。
また、世界の主要都市を記したダイヤルやベゼルを操作しその都市の現在時刻を知ることのできる「ワールドタイム」や、時間表示を2つ備えた「デュアルタイム」、時針を2本備えた「トラベルタイム」などというのもあり、それらもおすすめ。いずれ機会のあるときに、ご紹介したいと思います。
航空パイロットのために開発されたGMTの歴史的名作
オイスター パーペチュアル GMTマスター II
「GMTマスター」は1955年に誕生したGMTの歴史的名作。「GMTマスター II」は1982年に誕生した、その進化版です。24時間でダイヤルを一周する24時間針と24時間表示の両方向回転ベゼルをもつのが特徴。リュウズにより時針のみを1時間刻みでプラス・マイナス操作可能で、渡航先で簡単に時間修正ができる。また、24時間針と回転ベゼルを組み合わせることで、もうひとつの時間帯を表示することもできる。これは2018年に発表された最新モデルで、ロレックス独自のエバーローズゴールドが美麗。セラクロムベゼルのブラウンはこのモデルのために開発された新色。ブラックとの組み合わせも洒脱で魅力的です。
【問い合わせ】
日本ロレックス
03-3216-5671
旅行鞄の老舗メゾンのつくった「旅」のための時計
タンブール ムーン オトマティック GMT ブルー
「タンブール」は2002年に誕生したルイ・ヴィトン初のウォッチコレクション。ケースサイドをふくらませた太鼓を思わすような独特のフォルムがアイコンになっています。その誕生15周年を記念し2017年に登場したのが「タンブール ムーン」。真逆にケースサイドをくぼませた新しいデザインを特徴とします。この「タンブール ムーン オトマティック GMT」のコレクションは、旅行鞄を出自とするルイ・ヴィトンがつくった、まさに旅をするための時計。工具なしでストラップを簡単に交換できる、特許取得の新機構も大きな長所。替えストラップが豊富にラインナップされ、あれこれ付け替え楽しめるのも魅力です。
【問い合わせ】
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
0120-00-1854
シンプルなデザインもビジネスエリートに最適
グランドセイコー SBGJ203
日本のセイコーが「スイスに追いつき、追い越せ」を社是に、スイスのクロノメーター規格を上回る高精度を追求し、1960年に生み出したのが「グランドセイコー」の初代モデル。以来、「グランドセイコー」は常に最高の精度と品質を備えたセイコーのフラッグシップコレクションとして歴史を刻んできました。そして「グランドセイコー」はセイコーから独立したブランドへと成長。さらなる高精度と高品質を希求し、また、ラインナップの拡大も行われています。これはそんな「グランドセイコー」のGMT機構搭載モデル。実用性に富みつつ簡潔なデザインにまとめられているのも、ビジネスシーンに最適です。
【問い合わせ】
セイコーウオッチ(株)お客様相談室
0120-061-012
Text:Yutaka Fukuda