たったの10個しか存在しない 超レアなタイムピース!
そろそろ自分らしい腕時計との出会いを真剣に考えている40男の皆様に、『FORZA STYLE(フォルツァスタイル)』がオススメしたい選択肢のひとつが“ヴィンテージウォッチ”です。
その世界は奥深く、手頃な価格で買えるコスパ重視の時計もあれば、果てはオークションで競り落とされる数千万円台の投機の対象となるプレミアムな個体が数多く存在します。実際問題、ヴィンテージって聞くと妙に敷居が高く感じられたり、あまりの人気から偽物が出まわっているグレーな世界であることは否めません。それもあって、どうも二の足を踏んでしまっている方が大勢いるかと思います。
そこでこの連載では、ウンチクに寄り過ぎず、今どきのファッションにもしっかりとハマる腕時計であることを前提にしながら、絶対にはずさない名機の購入ガイダンスを中心に、さまざまな角度からヴィンテージウォッチの魅力について触れていきます。
さてさて、今回ご紹介するのは“ラグジュアリースポーツ”という言葉を創造したパテック フィリップの大人気モデル「ノーチラス」です。

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このモデルの生みの親は、幣誌編集長の干場も愛用するオーデマ・ピゲの「ロイヤルオーク」を開発したことでも知られる天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタさん。
1976年に登場した“ジャンボ”という愛称で呼ばれるファーストモデルRef.3700/1をはじめ、ヴィンテージの該当する「ノーチラス」はどれもが入手困難。ですから出会いを大切にしたいところですが焦りは禁物で、しっかりと自分のスタイルに見合う一本かどうかを見定めたいものです。

Ref.3800は第二世代にあたる機種で、Ref.3700/1のケース径に対して、かなり小降りであることが特徴です。コチラの個体はRef.3800のピンクゴールド仕様のイタリア限定モデル。なぜ、このようなモデルが登場したのか。その真相は定かではないそうですが、市場にまず出回ることがない大変希少なタイムピースなのです。
センターセコンドの仕様の目盛りの表示がない広い文字盤には、11個のダイヤモンドとカレンダーが表示され、ゆったりと時間を感じさせてくれます。ピンクゴールドの輝きと小振りのサイズ感が相まって、まるでジュエリーのように手元に収まってくれるはずです。

ヴィンテージウォッチの面構えそのものがどうも苦手という方にもオススメできる「ノーチラス」は、現行のモデルとはまた違ったコンパクトなサイズ感と優雅な時間を体感させてくれるのが魅力です。
イタリアのメンズファッション見本市「ピッティ イマジン ウォモ」のスナップ見てもわかるように、ファッションとの親和性も抜群。スーツにもデニムにも抜群に馴染んでくれます。これ見よがしにならないように使いこなすことができれば、自ずと女性からの支持も得られるはずですよ(笑)。
Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE