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FASHION NEWS

ミニスカートの生みの親、死去
膝上露出のエロティシズムよ永遠に

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土木技師からファッション界へ転身
異色の経歴が男のロマンを創り出す

2016年1月7日、ミニスカート流行の第一人者であるクレージュ氏が、パリ郊外の自宅で息を引き取った。92歳だった。

女性のミニスカートファッションが男性を虜にし始めて久しい。1965年、膝上5センチのミニスカートを世に大流行させたのは、土木技師からファッション業界へと飛び込んだ異色の経歴の持ち主クレージュであった。2年後の1967年、モデルのツィッギーが来日、さらに短いスカート丈が大流行。これまでのハイファッションにはないプロポーションで、新しいエロティシズムがこの世に誕生した。 

当時、シャネルらによる「脚を出すなんて醜い」という酷評をものともせずミニスカートは世界的に大流行。大衆が求めるミニスカートのエロティシズム、ロマンには誰も争うことができなかったということか。

誤解が多いのが、ミニスカートを最初に生み出した人物はクレージュではなくマリークワントである。しかし、実際はクレージュが大流行のキッカケを作ったことから、クレージュがミニスカート文化の生みの親と言って間違いはない。

街で見かける、ミニスカートからすらりと伸びた綺麗な脚、そして膝上の露出に心を奪われたことのない男性はいないのではないか。その楽しみやドキドキは、クレージュなくしてありえなかった。クレージュの偉業は永遠に、女性の足元を美しく輝かせ続けることだろう。

Text:Yuko Nishiuchi
Photo:getty images

【ライター:西内悠子】
1988年、兵庫県西宮市出身。同志社大学文学部哲学科卒。avexへの就職を期に上京し、3年半のOL経験を経てフリーライターとなる。在学時に自身のアメーバブログが大学生ランキング1位を獲得。会社員時代、dマガジン「Hot-Dog PRESS(講談社)」にて「おじさんハンター」として連載をしていた。

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