素材の黒が上質、品格、男らしさの全てを表現する
控えめな光沢で、より内面際立たせたいならダンヒル
タキシードのラペルは、大きく分けて燕尾服が簡略化したピークドラペル(剣衿)と、スモーキングジャケットの流れからくるショールカラー(へちま衿)の2つがあります。紳士の国イギリスで現在主流とされているのがピークドラペルで、控えめで光沢のある素材の中にシャープでいながら、嗜むことを知る男性の顔を作り上げてくれます。燕尾服を原点とする歴史から進化を遂げる一枚を持つことで、男性としての格が上がるものです。小物も含めワンブランドで統一することにより、最上級なトータルスタイルを得ることができるのです。
袖口のチラリズムが実は一番目に留るポイント
カフリンクスは、フォーマルスタイルの中で数少ないアクセサリーのひとつ。袖口からちらりと覗かせる黒蝶貝やオニキスの素材は上質感を醸し出してくれるので欠かさずに着用しましょう。ベースの素材はもちろんホワイト。あくまでも控えめに、はここでも変わりません。シャツに取り付けるスタッズボタンは両穴式。正式なシャツは上前立・下前立の両方にボタン穴を開けた両穴になっているので使用しましょう。黒のスタッドボタンは比翼があるタイプ用。ボタンさえも隠すタキシードなので、見えないように止めるのが流儀なのです。
タイとカマーバンドは同ブランドで素材を揃えるのが常識
タキシードの装いになくてはならないのが蝶ネクタイとカマーバンド。パーティなどでよくドレスコードとされる“ブラックタイ”は黒の蝶ネクタイからきているのは周知の事実です。いざという時に必要になりますので、カマーバンドとともに揃えておくと安心です。蝶ネクタイとカマーバンドはグログランやサテン地など光沢のあるものが基本。シングルのジャケットの時にベストの代わりとして使用されるもので、ダブルではあまり使用しません。タキシードの常識として覚えておくといいでしょう。
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Photo:MITSUTOSHI WATANABE
TEXT:MARIKO IKEDA
Styling Masaki Saruwatari
※本コラムは、式場探しの決め手が見つかるクチコミサイト「ウエディングパーク」との連動企画です。
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