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LIFESTYLE ネット・SNS危機管理マニュアル

当事者の沈黙が勝ちパターンだった? 鮨屋の「よし田」事件、ラウンジ嬢が犯した「誤算」があった。

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講演、メディア出演、執筆などを通じて、炎上の「火消し」からフェイクニュース対策まで幅広く発信している小木曽健氏によるネットニュース分析、推察コラム。

さて先週末のSNSは「高級寿司店で大将に殴られかけた」という破壊力のある投稿で大騒ぎでしたね。「寿司 殴られ」で画像検索すると、報道写真ばりに臨場感溢れる画像が見つかります。

投稿したラウンジ嬢によれば、店に頼みごとをしたら不機嫌になり、結果こうなったとのこと。流石に「?」ですが、インパクトのある画像のお陰で、当初はラウンジ嬢に同情的なコメントも多く見られました。

ただその後「情報が一方的すぎ」とか、大将を知る人物の「温厚なあの人を怒らせるとは」といった擁護コメントが増え始め、更には「私は現場にいた」という謎アカウントまで出現、よくわからない殴り合いが始まったのです。

言うまでもなく、何が事実で誰がウソをついているのか、は居合わせた人でなければ判りません。私も書きません。事情を知らずに意見論評、バッシングする人々には「草津の事件」(でっち上げのセクハラ被害に特定の界隈が乗っかり大炎上、それが海外にまで報道され、その後えん罪と判明した)を思い出して欲しいのですが……

実は今回、ごく短時間で情勢が「ラウンジ嬢が悪い」に一気に傾いたんですね。その過程が情報リテラシー的に非常に興味深かったので、ここから先はそんな視点で騒動の経緯を見てみたいと思います。



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