気がついたら3本、グラデーションで"色ち買い"しちゃってました…
さて、216回目も「エルメス」以外で、「ブルネロ クチネリ(Brunello Cucinelli)」のヘリクルー仕様の半パンです。
幼い頃にパンクなスタイルに憧憬を抱き、タイニーパンク(TINY PANX)のおふたりが そんなパンクもヒップホップもグランジ前夜の古着も、カッコイイものをカッコイイままMIXするというスタイルに完全にトリコじかけ(©根元敬)になってしまっていた話は、以前書きました。
そこからボンテージパンツや、ジップやポケットがやたらに付けられた軍パンの類い、ノーメックスのヘリクルーパンツやスウェーデン軍のパンツなどが欠かせなくなり、とくにヘリークルーパンツをモチーフとして さまざなブランドからリリースされたパンツも結構な頻度で買ってきたんです。ラルフローレンとか。
ここ最近は、ブルネロ クチネリがたくさんリリースしている軍パンモチーフのパンツが素敵なので清水ダイブを繰り返しており、半パンも出逢う機会に恵まれれば増やしている次第。
だって、好きなものは 幼いときからほとんど変わっておらず、おそらく死ぬまでこのままな気がしますし、きっとジジィになっても穿くでしょうから。
このデザインで初めて手に入れたのは、焦げ茶。コットンベースで、エラスティンが混紡されているのでストレッチが効いていて、かなり穿きやすいんです。
昨今のバカみたいに暑い夏には文字通り八面六臂の活躍をしてくれ、穿いては洗ってを繰り返してたら、いいアタリも出てきました。
あまりに使えるので買い足ししたいなぁと思って 恒例のアウトレットへ足を運んだところ、運良く出逢えたのが もう少し明るいブラウンとベージュの2本。
いつものように店内をくまなくサーチしていたら、結構安くなって販売されてたんですが、触り心地が以前買った焦げ茶のものとは異なる。
チラッと成分表示を見てみると…
リネン×コットンで、混紡率もほぼ半々。夏に穿くので、リネンが入っていれば通気性も良くて涼しいし、あのシャリっとした肌触りもたまらない。
早速 試着させて頂き、ほぼ2本とも即決で 追加の清水ダイブ。焦げ茶からのグラデーションな"色ち買い"になりましたとさ。
ホントに暑すぎる夏場は、田舎のガキんちょよろしく Tシャツに半パンをしてしまうんですが、さすがに間もなく齢45ですから、半パン穿くときはトップスは長袖のシャツを着るくらいではいたいところ。
夏に着るシャツは、白かブルーが基本なので、こういうブラウン系の半パンがよく合うんです。アズーロ・エ・マローネってやつですね。
シャツも濃いブルーからサックスブルーまでが揃っており、その日の気分や陽射しの強さで濃淡を変えているから、その感じに合わせてパンツを選べるのも楽しい。
そして、東京はすでにグズついた天気が続き、梅雨入りしそうな気配。雨が降る日に裾が濡れたパンツを穿いているのは苦痛極まりないので、よっぽど肌寒くない限りは半パンなんです。
だから、こんなんなんぼあってもイイですからね。
3本"色ち買い"する言い訳としては ちと弱かったな…。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka