素肌に直接ズボンしちゃいたいくらい 柔らかくて快適!
さて、56回目は、ブルネロ クチネリのスウェットショーツです。梅雨になってジメジメしたり、雨でパンツの裾がビショビショになったりするのがイヤなので、肌寒い日以外は基本ショーツを穿いています。こういうお仕事の特権ですね。
さすがにイイ歳になったので、それなりに上質なショーツを穿けるようになりましたが、今回のは相当にラグジュアリー… なんとブルネロ クチネリです。じつはコレ、編集長・干場ともお揃いで「まるで、カシミアのよう」と言っとりますが、ホントにそのくらい柔らかくて肌触りも抜群! 衛生的や社会的にはNGですが、素肌に直接ズボン(©吉田戦車『伝染るんです。』)しちゃいたいくらい(笑)。
ただ、生地が柔らかすぎるというのは難点でもありまして、負荷が掛かりやすいボタンのところが裂けてしまうんです……。「でも、裂けてないじゃん?」 そう思った方、じつはそんなコトもあろうかと、2本清水ダイブしておいたんですね。コッチは、そのストック用の1本。
スウェットとは思えないくらい驚きの価格だったんですが、裂けたとしても室内着にすればイイ。干場曰く「穿いているとついつい眠くなっちゃう」くらい快適なんだから、きっと原価償却はできるだろうと かなり思い切りました。しかも、なんなら あと何本か買っても良かったとも思ってる次第。バカなのかも(笑)。
この時期って、ただでさえ梅雨で不快指数は高めですよね。だから、せめて快適なモノを身につけるコトで少しでもココロを穏やかに保っておくっていうのもアリだと思うんです。
正装しても涼しげな顔していられればイイんですが、僕の場合 恐らくゲリラ豪雨に直撃したのかってくらいの滝汗かいて、普段からのアウトレイジ顏がアシュラマン怒り(©『キン肉マン』)のようにアップデイトされてしまい、周囲の方々にご迷惑をお掛けしそうなので……
Photo:Riku Kashiwabara
Text:Ryutaro Yanaka
『FORZA STYLE』シニアエディター
谷中龍太郎
さまざまな雑誌での編集、webマガジン『HOUYHNHNM』編集長を経て、『FORZA STYLE』にシニアエディターとして参画。現在までにファッションを中心に雑誌、広告、カタログなどを数多く手掛け、2012年にはニューバランス初となるブランドブックも編纂。1976年生まれ。